いまだポルトガル代表の大黒柱として君臨するC・ロナウド。(C)Getty Images  歴史に名を刻んだクラックだからこそ、か。ポルトガル代表FWのクリスティアーノ・ロナウドは自身の将来を見据える上で「監督」としての…

 

いまだポルトガル代表の大黒柱として君臨するC・ロナウド。(C)Getty Images

 

 歴史に名を刻んだクラックだからこそ、か。ポルトガル代表FWのクリスティアーノ・ロナウドは自身の将来を見据える上で「監督」としての生活を望まなかった。

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 現地時間9月12日に元イングランド代表DFで、マンチェスター・ユナイテッドの黄金期を支えたリオ・ファーディナンドのYouTubeチャンネル『Rio Presents』にゲスト出演したC・ロナウドは、自身の現役引退後について展望。監督キャリアとしての可能性を「難しいと思う」と否定した。

 もっとも、現在39歳のC・ロナウドはいまだ現役バリバリ。22年12月に世界を震撼させたサウジアラビアのアル・ナスル移籍後もハイパフォーマンスを維持し、公式戦49試合で48ゴールと得点を量産している。

 ゆえに本人も現役生活を続ける意思は強い。一方で引退後のプランを描いていないわけではない。圧倒的なカリスマ性からモデル業やホテル運営など才覚を遺憾なく発揮しているC・ロナウドだけに夢は膨大にある。

 そんなセカンドキャリアにおいて監督としての姿は想像できないという。その理由は、なんとも彼らしいものだ。

「監督になれないと考える理由? それは僕が今の世代に情熱を持っていないからだ。それだと特にサッカーでは難しいよね。それに今の選手たちは僕らの経験に基づくアドバイスを受け入れない。彼らは自分たちがすべてを知っていると思っている。スマホだったり、TikTok、Instagramの中にこそ良い教えがあると考えているんだよ」

 類まれな才能を、周囲が愕然とする量の鍛錬で覚醒させてきた。そんな自負があるからこそ、C・ロナウドは情報やデータを重視する現代の選手たちを指導することが「難しい」と捉えているようだ。

 さらに「今の僕には他に心配するべきことがある。それは自分の人生のもうひとつの章であるビジネスに関してだ。僕はそっちに興奮している」とも強調したC・ロナウド。サッカー界で時代の寵児となったカリスマだが、指揮官として辣腕を振るう気はなさそうだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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