「西武3-7楽天」(12日、ベルーナドーム) 西武は4連敗でシーズン85敗。西鉄時代の1971年に記録した球団ワースト記録を更新した。 ドラフト3位・杉山遥希投手が、プロ初登板初先発。四回途中、自身の2失策も絡んで6失点とほろ苦いデビュー…

 「西武3-7楽天」(12日、ベルーナドーム)

 西武は4連敗でシーズン85敗。西鉄時代の1971年に記録した球団ワースト記録を更新した。

 ドラフト3位・杉山遥希投手が、プロ初登板初先発。四回途中、自身の2失策も絡んで6失点とほろ苦いデビュー戦となった。

 初回2死二塁から浅村を投ゴロに打ち取ったが、ボテボテの打球で焦ったのか、一塁へ痛恨の悪送球。二回、三回は無失点でしのいだが、四回に捕まった。

 浅村、安田の連打で無死一、二塁から伊藤裕の犠打を悪送球。渡辺佳、村林に連続適時打を浴びたところで降板となった。

 杉山は「今日の登板に向けて自分にできる最大の準備をしてきました。5回を投げきりたいと思いマウンドに上がりましたができず、悔しいです。やはり、自分のピッチングができないと一軍ではプレーできないと感じました。今日の収穫としては、ストレートや変化球で空振りが取ることができたので、一軍で通用する部分はあったのかなと思います。悔いの残る登板になりました」とコメントした。

 打線は楽天を上回る12安打。六回に外崎の2点二塁打、七回に西川のソロで追い上げたが、ビハインドが重すぎた。

 40勝85敗で借金45。歴史的低迷のシーズンは、残り16試合となった。