中京で行われる第42回ローズステークス(15日/GII、芝2000m)のデータを紹介する。 ホープフルS覇者レガレイラ、朝日杯FS3着タガノエルピーダの牡馬相手にGIで好走した2騎や、オークス4着のクイーンズウォークなどが出走予定。 ここで…

中京で行われる第42回ローズステークス(15日/GII、芝2000m)のデータを紹介する。

ホープフルS覇者レガレイラ、朝日杯FS3着タガノエルピーダの牡馬相手にGIで好走した2騎や、オークス4着のクイーンズウォークなどが出走予定。

ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■前走オークス組が中心

牝馬三冠最終戦を目指す馬たちが集まる舞台は、やはり前走オークス組が6勝を挙げているように、春の女王を競っていた馬たちに一日の長がある。

一方、出雲崎特別と青島特別も含めると前走1勝クラス組が4勝2着4回3着2回。夏の上がり馬にも警戒が必要だ。

オークス【6.2.3.34】 1勝クラス(特別除く)【3.3.2.26】 出雲崎特別【1.0.0.0】 三面川特別【0.1.0.1】 フローラS【0.1.0.2】 藻岩山特別【0.1.0.1】 未勝利【0.1.0.4】 青島特別【0.1.0.0】 西海賞【0.0.1.4】 函館道新スポーツ杯【0.0.1.1】 八ヶ岳特別【0.0.1.0】 西部日刊スポーツ杯【0.0.1.0】 HTB賞【0.0.1.0】

今回、4着だったクイーンズウォークをはじめ最多出走頭数を誇る前走オークス組は、15着からでも連対馬が出ているようにオークスでの着順はリンクしない傾向。

しかしながらオークスで10人気以下だった馬は【0.0.0.12】と軒並み着外に敗れている。今年の登録馬ではオークスで10人気だったサフィラ、同12人気のラヴァンダが該当。ともに10着以下に敗れており、よほどの成長がないと厳しいように思われる。

一方で、圧倒的な1人気が予想されるレガレイラの含まれる、オークスを除く前走オープン以上組は【0.1.0.19】と不振。NHKマイルC組【0.0.0.4】やクイーンS組【0.0.0.2】も含まれており、馬券になっていたのは前走フローラS組【0.1.0.2】の2着1回だけだった。

なお、前走ダービー組は過去10年で1例のみ。2014年にレッドリヴェールが、1人気で6着に敗れている。オークスを選ばず歴史に挑戦するほどの期待馬、目標とする場所が先にあることのあらわれだろうか。

シンエンペラーなどの牡馬上位層を破ってのホープフルS制覇。レガレイラの実績と実力は間違いなく飛び抜けているものの、目指しているゴールラインの違いで不覚を取る可能性はあるかもしれない。

■1勝クラス組は戦績に注目

特別競走を含む前走1勝クラス組は【4.4.2.25】と到底無視はできない成績。この組からは2戦2勝のオーロラエックス、2走前にフローラS3着があるカニキュルなどが出走予定だ。

前走1勝クラスから好走した馬の傾向は主に2つ、「前走2着以内かつ上がり3F2位以内」だったこと。キャリア7戦から3着した22年のエグランタインを除き、その他全馬が「キャリア5戦以内」だったことだ。

わかりやすい傾向のため、この組は戦績から得られるヒントがとても大きい。こちらで振り分けていくと、前述したオーロラエックス、カニキュルの他に、フレミングフープも浮かび上がってくる。この3頭は警戒すべきだろう。

そのほか、興味深いことにこの組の好走馬はすべて“春のクラシック未出走”だった。今年の登録馬では桜花賞出走のハワイアンティアレ、オークス出走のサンセットビューが該当。春からの立て直しを図る馬たちには、不吉なデータが付き纏っている。

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