9月7日に行われたJ2リーグ第30節で、モンテディオ山形のMF土居聖真が決めた“神トラップ”からのゴールに称賛の声が相次いで寄せられている。  今夏にJ1鹿島アントラーズから加入した土居は、8月3日から6試合連続のスタメン出場を果たした。…

 9月7日に行われたJ2リーグ第30節で、モンテディオ山形のMF土居聖真が決めた“神トラップ”からのゴールに称賛の声が相次いで寄せられている。

 今夏にJ1鹿島アントラーズから加入した土居は、8月3日から6試合連続のスタメン出場を果たした。新天地デビュー戦でゴールを奪うなど、すでにチーム内で不動の地位を築き、5試合で2得点を決めている32歳は、この日も4−2−1−3のトップ下からピッチ上を精力的に動き回り、山形の攻撃を活性化させた。

 見せ場は、前半28分だった。左サイドのハーフウェイライン上でDF山田拓巳がボールをキープ。その間に最前線にポジショニングした土居は、山田とのアイコンタクトからDFラインの裏へボールを呼び込んだ。送られたロングパスはDFと並走する土居の頭上を越えたが、落下してきたところを土居が右足インステップでの巧みなファーストタッチ。DFの逆を取り、左足シュートを放った。

 美しい流れから放ったシュートは惜しくも相手GKに防がれたが、こぼれ球が再び自身の足元に返って来た土居は、キックフェイントから今度は右足シュート。相手DFに当たりながらもゴールネットを揺らした。

■「聖真→綺世のスーパーゴールを思い出したわ」

 この土居のロングボールをワンタッチで逆を取った“神トラップ”からのゴールついて、SNS上には次のような“熱い”コメントが寄せられた。

「バッジョみたいなトラップやばい」
「見事なポジショニング、ランニングからのファーストタッチで王手。そして一発では仕留められなかったものの、跳ね返りを見事に収めて、囲まれながらも決めきった。鹿島の至宝がJ2で無双するのは必然か。」
「神トラップからフィニッシュが綺麗に決まらないとこまで土居聖真すぎる(褒めてる)」
「土居聖真がJ2の生態系を破壊している 鹿島アントラーズで20年過ごしたレジェンドだからな これくらいやって当然よ!現地に見に行ったマリノス戦の聖真→綺世のスーパーゴールを思い出したわ」
「土居聖真、やっぱりJ2のレベルじゃない!!」

 土居は鹿島のジュニアユースからクラブひと筋に鍛錬を続け、2015年からは鹿島伝統の背番号「8」を背負い、リーグ戦、天皇杯ACL優勝に貢献。2022年からは2年間、主将も務めた。スタメンから外れることが増えた中で“覚悟の移籍”だったが、新天地ではこれで6戦3発の働きで、この日の3−0の勝利に貢献した。

 これでチームは土居加入後、4勝1分け1敗の高勝率。J1昇格プレーオフ進出圏内となる6位まで勝点5差と迫った中、背番号88となった"新生”土居のプレーがますます注目される。

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