まさにワンダーガール。ハーフウェイライン手前からの50m超の3人抜き爆速ドリブルが大きな脚光を浴びている。  舞台は日本女子サッカーのWEリーグクラシエカップ 。9月7日にデンカビッグスワンで行われたグループステージ第2戦、アルビレックス…

 まさにワンダーガール。ハーフウェイライン手前からの50m超の3人抜き爆速ドリブルが大きな脚光を浴びている。

 舞台は日本女子サッカーのWEリーグクラシエカップ 。9月7日にデンカビッグスワンで行われたグループステージ第2戦、アルビレックス新潟レディース対マイナビ仙台レディース。0-0の状態が続いた中で迎えた後半26分だった。

 相手コーナーキックを跳ね返したところからの新潟のカウンター攻撃だった。自陣で後ろ向きの状態でパスを受けた田中聖愛が、相手DFのプレスをかいくぐりながら前を向いてドリブル開始する。左サイドのタッチライン際を爆走すると、カバーに入った2人目の相手DFのスライディングタックルを華麗にかわす。さらにペナルティーエリア内まで侵入すると、対峙した3人目のDFを鋭いフェイントから縦に突破。最後は中央へグラウンダーのクロスを送り、MF下吉優衣のゴールをアシストした。

 後半19分からの途中出場で決勝ゴールを演出した田中の父親は、帝京高校から浦和レッズに入団し、新潟でも活躍した元日本代表FW田中達也氏だ。まさに父譲りのキレ味抜群のドリブル突破にスタンドにいたファンの目は釘付けになった。

■「親父譲りのドリブル!てかフォームが親父さんそっくり!」

 さらに、この田中達也の娘・聖愛の爆速ドリブルの映像がSNS上公開されると、驚いたファンから次のようなコメントが寄せられた。

「ワンダーの子はワンダー!!!」
「親父譲りのドリブル!てかフォームが親父さんそっくり!」
「父親譲りなキレキレドリブル ワンダーガール爆誕」
「達也娘!スピードヤバい!!」
「ここが伝説の始まりかぁ」

 田中聖愛は、2005年12月7日生まれの19歳。埼玉県生まれで、レディースの下部組織育ち。ユース時代にすでにデビューを果たしており、正式にトップ昇格を果たした状態で開幕を迎える2024-25シーズンはこれまで以上に大きな期待を背負っている。才能の片鱗を見せた19歳の今後の成長に期待だ。

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