パルマでもポジションを掴んだ鈴木の能力が高く評価されている(C)Getty Images イングランド国内で、日本人守護神への関心が高まっている。 英メディア『United In Focus』がパルマの鈴木彩艶をマンチェスター・ユナ…

パルマでもポジションを掴んだ鈴木の能力が高く評価されている(C)Getty Images

 イングランド国内で、日本人守護神への関心が高まっている。

 英メディア『United In Focus』がパルマの鈴木彩艶をマンチェスター・ユナイテッドの来年夏での獲得候補に挙げている。同クラブの情報を専門に発信する『United In Focus』は現地時間9月7日、鈴木の特集記事を配信。その中で、「『世界最高の才能の1人』と見られていたザイオン・スズキは、ヨーロッパのトップ5リーグで実力を発揮し始めている」と今季のプレーを評している。

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 同メディアは、鈴木が浦和レッズ在籍時の2023年にマンチェスター・ユナイテッドからオファーを出すなど、獲得に動いた経緯に触れながら、「シント・トロイデンを選んだスズキの決断は報われた」と綴っており、「そして今、セリエAのパルマへ移籍して数か月、スズキは早くもトップ5リーグで強い印象を与えている」として、パルマでも正GKの座を掴んだ活躍ぶりを称賛。

 加えて、今季の鈴木のセーブ率が88.2%であり、またパス成功率も優れた数字を残していると説明しながら、「世界の若手ゴールキーパーの中でも最もエキサイティングな存在の1人であり、このままセリエAでのシーズンが続けば、ユナイテッドは2025年の夏に彼を獲得する必要があるかもしれない。なお、2024年の夏にはすでにスズキへの関心が報じられている」などと論じている。

 さらにトピックでは、マンチェスター・ユナイテッドのゴールマウスを守る、アンドレ・オナナのパフォーマンスにも言及しており、「彼のプレーにはいくつかの懸念点がある」と指摘。セーブ率の低さなどを挙げながら、「率直に言ってこれは十分ではなく、ユナイテッドが今季、2度負けた一因でもある」と断じている。

 その上で同メディアは、「したがって、ユナイテッドと(株主である)イネオスは、来夏にスズキを注目するかもしれない。最初は控えGKとなるものの、オナナが改善を見せない場合にはNo.1の役割を引き継ぐことになるだろう」などと見通している。

 所属クラブの他、幕を開けた2026年ワールドカップアジア最終予選でも日本のゴールを守る鈴木。今後、その高いポテンシャルには、さらに多くの人々からの関心が寄せられることも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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