第38回セントウルステークス(9月8日/GII・中京芝1200m)は昨年3連単で97万8840円の配当が飛び出し、過去10年で10番人気以下が2勝しているなど、跳ねれば大ホームランとなる重賞。今年も大きな一発に期待が持てる。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「グレイトゲイナー」を取り上げる。
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■グレイトゲイナー
昨年のテイエムスパーダや2014年のリトルゲルダなど、過去10年で唯一複数の勝ち馬を輩出している前走・北九州記念組。この組が好成績を収める理由のひとつは、中2週というローテーションにある。短期間で連戦できるということは、過酷な夏の環境下でもデキ落ちせず、馬の状態が万全であることを示す。体調の管理が難しい中、この「順調さ」は、このレースにおいて大きなアドバンテージとなるのだ。また、セントウルSはGIスプリンターズSの前哨戦であり、強豪馬たちは次戦を見据えた形で出走することが多い。その結果、順調に使われている馬たちにも勝機が生まれる。
例年の傾向からすると、今回も北九州記念から参戦している馬を狙いたくなるが、今年は阪神コースの改修により、北九州記念とCBC賞の施行時期が入れ替わっている点は注意が必要だ。しかも、小倉で行われる前者に対して、後者は中京開催。輸送による前走のダメージが減ることは明確で、今年だけの「激アツチャンス」と言える。
その中で注目したいのが、CBC賞で出走メンバー最先着を果たしたグレイトゲイナー。前走は、開幕2週目ということもあり、当日は内枠が有利な馬場状態。しかし、本馬は不利な11番枠からの発走となり、序盤のポジションを取るのにかなり脚を使わされる展開となった。それでいながら勝ち馬から0秒6差なら上出来で、10着という着順以上の評価を下していい。スムーズな競馬ができれば上位争いに加わってきていい存在で、馬券の妙味も含めて積極的に狙ってみたい一頭だ。
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