錦織圭、世界84位をフルセットで敗れ準々決勝敗退 現地9月6日、男子テニスのATPツアー下部のAONオープン・チャレンジャー(イタリア・ジェノア/チャレンジャー125)男子シングルス準々決勝が行われ…

錦織圭、世界84位をフルセットで敗れ準々決勝敗退
現地9月6日、男子テニスのATPツアー下部のAONオープン・チャレンジャー(イタリア・ジェノア/チャレンジャー125)男子シングルス準々決勝が行われ、錦織圭(ユニクロ/世界ランク222位)は、第3シードのジャウメ・ムナール(スペイン/同84位)を6-2、5-7、3-6で敗れ、ベスト4入りとはならなかった。

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8月初旬に行われた「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・モントリオール/ATPマスターズ1000)で世界ランク11位のステファノス・チチパス(ギリシャ)などを破って8強入りした錦織。現在開催中の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)には出場できず、ツアー下部のチャレンジャーでプレーすることとなった。前週行われたコモ・チャレンジャー(イタリア・コモ/チャレンジャー75)で8強入りしたものの、準々決勝前に棄権することを決断している。

今大会では1回戦で予選から勝ち上がったマシュー・デラベドバ(オーストラリア/同386位)を6-4、6-4で下すと、2回戦では第7シードのファン・パブロ・バリラス(ペルー/同157位)に6-2、6-3と快勝。出場3大会連続で8強入りを果たした。

第1セット、序盤からキレのあるストロークを放つ錦織。第2ゲームでのピンチをしのぐと、勢いに乗って第3、第5ゲームをブレークし、一気に5ゲーム連取した。錦織は4度あったサービスゲームのうち3ゲームで、計5度のブレークポイントを握られたものの、ことごとくセーブ。勝負強さを発揮して6-2で第1セットを奪う。

続く第2セットでも、第1ゲームでムナールをストローク戦で翻弄しブレークに成功。錦織は攻撃だけでなく、コートサイドに振られても、簡単に相手の攻撃を許さず。ミスを引き出す粘り強さでもムナールの上をいき、第3ゲームもブレークして4-0とした。

だが、左足を気にする錦織。順調な試合運びから一転、第6ゲームでこの試合初めてのブレークを許すと、ムナールが息を吹き返し第8ゲームもブレークされて追いつかれてしまう。その後もエネルギッシュに錦織のショットに食らいつくムナールに対して、ミスを重ねてしまい第12ゲームを落として5-7でセットを失った。

勝負の最終セット、錦織のネットプレー、角度のあるリターンなどテンポを上げた攻撃が奏功し、第2セット同様にブレークスタート。しかし、ショットの精度が安定しない。第4ゲームでムナールに挽回を許すと、第6ゲームも落として形勢が逆転。錦織はそのまま追いつくことができずにフルセットで敗れた。