ペグラが昨年4強のムチョワを逆転で下して自身初のグランドスラム決勝へ 現地9月5日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス準決勝が行われ、第6シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/世…

ペグラが昨年4強のムチョワを逆転で下して自身初のグランドスラム決勝へ
現地9月5日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス準決勝が行われ、第6シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/世界ランク6位)が、ノーシードから勝ち上がった昨年ベスト4のカロリーナ・ムチョワ(チェコ/同52位)を1-6、6-4、6-2の逆転で下し、グランドスラムで初の決勝進出を果たした。

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ペグラは、前哨戦のWTA1000トロントで今季2勝目を挙げ、続くWTA1000シンシナティでも準優勝と好調。今大会も初戦からセットを落とすことなく勝ち進むと、準々決勝では女王イガ・シフィオンテク(ポーランド/同1位)をストレートで撃破し、グランドスラム初の4強入りを果たした。

一方、昨年の全仏オープンで準優勝したムチョワは、同年の全米オープンでベスト4入りし、自己最高ランキングとなる8位を記録。しかし、この時に右手首を負傷しツアーから離脱すると、今年2月には手術を受けた。復帰後は7月のWTA250パレルモで準優勝。7年連続7度目の全米オープンとなった今大会では、セットを失うことなく昨年に続いて準決勝に進んでいる。

試合は、序盤からムチョワが正確なボールコントロールを披露。ペグラとのストローク戦で変化をつけて、ミスを引き出していく。第3ゲームで3度のブレークポイントを守り切ると勢いに乗った。ネットプレーでは難しいボールも巧みにさばいてポイントを獲得。ペグラの攻撃を封じて1-1から5ゲームを連取して6-1と、完璧な形で第1セットを奪った。

続く第2セットでもムチョワが第1ゲームで早々にリードする。だが、ペグラが徐々にムチョワの攻撃に対応し始め、粘りが出てくると、第4ゲームでこの試合初めてブレーク。その後、互いに1度ずつサービスゲームを破ると、第10ゲームでペグラがブレークポイントを握る。ここでムチョワに痛恨のダブルフォールトが出て、ペグラが6-4でセットを奪い返した。

ポイントを重ねるにつれてショットの精度、キレがアップしてきたペグラ。勝負の最終セットでは、第2ゲームでブレークすると、追い上げるムチョワを振り切って第8ゲームで2度目のブレークに成功し6-2。自身初となるグランドスラム決勝の舞台に進んだ。

現地7日に行われる決勝では、第13シードのエマ・ナバーロ(アメリカ/同12位)を6-3、7-6(2)で下し、グランドスラム3勝目を狙う第2シードのアリーナ・サバレンカ(同2位)と対戦する。