米記者の“冗談”が生んだ賛否の声 ドジャース・大谷翔平投手と「MVP」を競っているメッツのフランシスコ・リンドーア内野手との“対比”が米で賛否の声を生んでいる。 元MLB公式の記者ディラン・ホーニック氏は自身のX(旧ツイッター)で、4日(日…

米記者の“冗談”が生んだ賛否の声

 ドジャース・大谷翔平投手と「MVP」を競っているメッツのフランシスコ・リンドーア内野手との“対比”が米で賛否の声を生んでいる。

 元MLB公式の記者ディラン・ホーニック氏は自身のX(旧ツイッター)で、4日(日本時間5日)に本拠地で行われたレッドソックス戦でリンドーアが見せた守備映像を紹介。「リンドーアは日常的にこのプレーをしている。その一方で、そうしているうちにオオタニは次の打席が来るまでの間、ダグアウトでココメロンをiPadで見ている」と投稿。ココメロンとはCGイラストでデザインされた赤ちゃんが登場する幼児向けのアニメのことで、この投稿が物議を呼んでいる。

 リンドーアが「素晴らしいプレーをこれまでにもしてきたけど、こんな風におだてたら、まともに受け取ってもらえない」とファンが“忠告”するもホーニック氏は「これはXだから、ここでの投稿は一般的に真に受けられないよ」と返事をした。

 続けてホーニック氏は「彼(リンドーア)はおそらく(MVPを)獲らないだろうけど(MVPになるべきだという)考えを支持する声もある。こうしたジョークはいいものだ」とコメント。冗談でありながらも議論することが大切だとしている。大谷vsリンドーアの状況に乗っかり、焚きつけているようにも捉えられる。

 リンドーアは今季ここまで140試合に出場し、打率.274、30本塁打、84打点、26盗塁を記録。調子は右肩上がりで、ナ・リーグMVPの座を大谷と争っている。今季は大谷が「40-40」をクリアするなど活躍を見せているが、MVPは守備も重要視されてきた歴史があり、遊撃をメインとするリンドーアを推す声も上がっている。(Full-Count編集部)