「パリ2024パラリンピック」は5日、卓球女子シングルス(T11=知的障害)の決勝が行われ、和田なつき(内田洋行)はエレーナ・プロコフェワ(中立国)と対戦。3-1で勝利し、金メダルに輝いた。男女通じ日本では初めて同競技のシングルス金メダルに…

「パリ2024パラリンピック」は5日、卓球女子シングルス(T11=知的障害)の決勝が行われ、和田なつき(内田洋行)はエレーナ・プロコフェワ(中立国)と対戦。3-1で勝利し、金メダルに輝いた。

男女通じ日本では初めて同競技のシングルス金メダルに輝いた和田の快挙を各メディアも報じている。

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■第1G奪われるも逆転で戴冠

準決勝でエブル・アチェル(トルコ)とのフルゲームを制しメダルを確定させていた和田。前回東京大会金メダリストのプロコフェワとの戦いで、8-11で第1ゲームを失ったものの、第2ゲーム以降は試合を支配し、11-8、11-4、11-4と逆転し、初出場で金メダルに輝いた。

この和田の快挙を国際卓球連盟(ITTF)の公式サイトも伝え「この歴史的な瞬間までのワダの道のりは驚くべきものである」と中学生のころにに競技を開始した経歴とともに紹介。「才能と決意でトップに上り詰め、ワダはわずか5年で一般の選手からパラのチャンピオンへと成長した」とその足跡を称えた。

和田に対しては英メディア『Virtus Sport』も公式Xで、「歴史が作られた!」と第一声。「ナツキ・ワダがパラリンピックの卓球競技で金メダルを獲得した初の日本人女性になった。パリ2024における記録に残るデビューであり、世代を超えて刺激を与えた瞬間である」と称賛の言葉を述べた。

大阪府出身の和田は21歳でのパラリンピック初出場。自身初の大舞台で躍動し、日本女子パラ卓球界初の快挙を成し遂げた。

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