京都府福知山市出身のタレント、千原ジュニアさんが描いたTシャツが、11月23日にある福知山マラソンの完走賞として贈られる。イラストが描き上がり、市が公表した。昨年、大幅な赤字を市が穴埋めしており、てこ入れ策の一つだ。 イラストは、千原さん…

 京都府福知山市出身のタレント、千原ジュニアさんが描いたTシャツが、11月23日にある福知山マラソンの完走賞として贈られる。イラストが描き上がり、市が公表した。昨年、大幅な赤字を市が穴埋めしており、てこ入れ策の一つだ。

 イラストは、千原さんの兄のせいじさんが福知山城をバックにゴールテープを切る場面。「GOAL」と書かれたテープがゴムのように伸びている。千原さんからは「福知山マラソン、いつか兄弟2人で参加できたらと思い、描きました」とのコメントが実行委員会に寄せられたという。

 福知山マラソンは参加者が減っている。2022年はフルマラソンの参加枠1万人に対し応募は3553人。参加枠を6千人に減らした昨年は過去最少の3420人だった。参加料収入が伸びず、予算より3100万円足らず、市が交付金を約1千万円増やした。

 今年は黒字が最重要課題だ。実行委はコースを一部変更して福知山城を見えるようにし、制限時間を緩和した。千原さんのTシャツも加え、参加者増を期待する。受け付けは30日まで。(滝川直広)