西武一筋で12年間プレー、リーグ連覇にも貢献 西武は3日、岡田雅利捕手が今季限りで現役を引退すると発表した。西武一筋12年の35歳は「どんな時でも、ファンの皆さんの声援が僕をここまで支えてくれました」とファンへの感謝を語った。 大阪桐蔭では…

西武一筋で12年間プレー、リーグ連覇にも貢献

 西武は3日、岡田雅利捕手が今季限りで現役を引退すると発表した。西武一筋12年の35歳は「どんな時でも、ファンの皆さんの声援が僕をここまで支えてくれました」とファンへの感謝を語った。

 大阪桐蔭では2年夏の甲子園と3年選抜に出場。大阪ガスを経て2013年ドラフト6位で西武に入団した。2017年の68試合出場が最多だったが、献身的な姿勢でチームを支え、2018~2019年のリーグ連覇を支えた。通算325試合出場し、118安打、打率.217、6本塁打、40打点、0盗塁。

 引退に際し、岡田は「これまでの現役生活で一番思い出に残っている試合は、2020年9月8日のオリックス・バファローズ戦で、光成(高橋)とバッテリーを組んだ試合です。8回まで無安打で、途中ピンチもありましたが、最後は山本由伸投手に投げ勝つことができてとてもうれしかったのを覚えています」と思い出をあげた。

「ここ数年は、リハビリ期間も長く、球団には本当に迷惑をかけてしまったと思っています。手術をして先の見えない状況から野球ができるまでの体に戻るまでサポートいただいたスタッフの皆さんにはとても感謝しています。そしてどんな時でも、ファンの皆さんの声援が僕をここまで支えてくれました。登場曲の最後に『おかだ!』と言ってもらったときの鳥肌は忘れられません。応援ありがとうございました」と、ファンに感謝した。

 渡辺久信ゼネラルマネジャー兼監督代行は「岡田はチームになくてはならないスーパーサブでした。怪我もあって、大変な時期を過ごしていましたが、ファームでも必死に練習をして、良い見本を見せてくれましたし、若い選手の相談にも乗りながら、時には厳しく助言するなど、多くの場面でライオンズにとても貢献してくれました」と、存在の大きさを語っている。(Full-Count編集部)