大谷の3度目のMVP獲得の可能性は「圧倒的に高い」と米記者が語った(C)Getty Images  ドジャースの大谷翔平がまた新たな伝説をつくろうとしている。 米メディア『MLB.com』のマイク・ペトリエロ記者は、そ…

 

大谷の3度目のMVP獲得の可能性は「圧倒的に高い」と米記者が語った(C)Getty Images

 

 ドジャースの大谷翔平がまた新たな伝説をつくろうとしている。

 米メディア『MLB.com』のマイク・ペトリエロ記者は、その大谷とヤンキースのアーロン・ジャッジの特集記事「ジャッジと大谷の伝説は歴史的な年とともに大きくなる」と題した記事を配信した。

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 自身が持つア・リーグ記録の62本塁打を超えるペースで本塁打を量産しているジャッジについては「彼の活躍はあまりにも大きく、60本以上のホームランを打つことは、メインストーリーというよりもむしろおまけのようなものだ。つまり、たとえ57本か59本で終わったとしても、それは誰もが見たことのない最高の年になるだろう」とし、ベーブ・ルースでさえ60本塁打を放ったのは1度しかないことを紹介した。

 一方、大谷については「これまでとは違うシーズンを送っている。今季はパワーとスピードが融合したシーズンで、42本塁打と42盗塁を記録している」と紹介し、「40‐40、あるいは50‐50のシーズンが間違いなく彼にとって最高のシーズンとはいえないのは、優秀なスラッガーであると同時にエース投手であった以前のことを物語っているからに過ぎない」と伝えている。

 記事では、“二刀流”としての大谷が、何度も比較されてきた偉大なベーブ・ルースを超えたとしており「ルースは実際には長い間、投球と打撃を同時にこなしていたわけではなく、このように盗塁したこともなかった」と説明した。

 さらに「我々は、大谷の二刀流の圧倒的な活躍がこれまで誰も見たことのないものだということを何度も話し、彼がこれまでで最高のシーズンを送っているかどうかを何度も尋ねてきた」とし、「野球ファンとしては、それだけで十分だったはずだ。野球史上最も伝説的な人物との比較をすでに超えた、絶頂期の選手を観戦しているという喜びだ」と記している。

 また、現在の大谷は、攻撃面ではメジャー史上最高の「万能選手」と呼ばれた「ウィリー・メイズに近い存在に変身した」とし、1950年代から70年代にかけてジャイアンツなどで活躍し、メジャー歴代6位の通算660本塁打の他、通算打率.301、3293安打、339盗塁という偉大な成績を残した伝説的なプレーヤーと重ねて評価した。

 MVP争いでは、「オオタニが3度目のMVP受賞を果たす稀有な選手になる可能性は圧倒的に高い」と言い切った。そして「彼がまだ3度目のMVP受賞を果たしていないのは、 2022年に62本塁打を放ってオオタニを上回ったジャッジのせいだ」としている。

 史上初の「50‐50」の可能性もある大谷と、ア・リーグ最多記録更新の63本塁打達成に期待のかかるジャッジ。シーズンは佳境を迎え、稀代のスラッガー2人から目が離せなくなったきた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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