第60回新潟記念(1日/GIII、新潟芝2000m)にはシリーズチャンピオンを狙う七夕賞覇者のレッドラディエンス、同2着キングズパレス、桜花賞、オークスともに3着のライトバックなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し「S」「A」「B」の3段階で評価した有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「シンリョクカ」を取り上げる。
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■シンリョクカ
【中間調整】阪神JFで2着、オークスで5着など早い段階から高い能力を発揮。4歳シーズンの今年も中山牝馬Sで0秒1差3着に入れており、実力を維持できているようだ。前走・福島牝馬Sも期待されたが、3角で接触・転倒するアクシデント。競走中止となり、軽度ではあるが骨にヒビが入っていることも判明した。
その後は放牧に出され、回復にじっくり努める。幸い順調だったようで7月半ばの段階で復帰のメドが立ち、新潟記念から復帰することに内定。帰厩後、8月上旬から坂路とコースを併用する、いつも通りの調整が進められている。1週前追いはウッドで3頭併せ。本番を意識させる速いラップからの追走で、格下馬2頭ジワッと追いつめていくと1頭に先着、1頭と併入としている。ただし、ラストの仕掛けにはズブさがあり、反応面には不安を残す内容だったか。
【最終追い切り】レース当週もウッドで3頭併せ。直線では左右の間に割って入る形だったが、ここで自然に気持ちを乗せていくというより鞍上におっつけられてなんとか進んで行くという雰囲気。1頭は完全に脱落し、もう1頭との併走から併入としたが、やはり気合い乗りという点で物足りなさがあった。
【見解】乗り込みは順調で健康面だけ見れば前走のアクシデントの影響はほぼないと見ていいだろう。しかし相手馬に向かっていく際の気持ちの乗りという面で不安を感じさせる攻め気配。いわゆる“トラウマ”が馬の中に残っているかもしれない。時計を要する馬場は歓迎のクチも、積極的には買いずらい存在だ。
総合評価「B」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう) 【重賞深掘りプロジェクト】調教ライター。競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。UMAJINでは「競馬サロン」開設以前から毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。