第60回新潟記念(1日/GIII、新潟芝2000m)にはシリーズチャンピオンを狙う七夕賞覇者のレッドラディエンス、同2着キングズパレス、桜花賞、オークスともに3着のライトバックなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し「S」「A」「B」の3段階で評価した有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ライトバック」を取り上げる。
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■ライトバック
【中間調整】2月のリステッド・エルフィンSをクビ差で勝利し賞金確保。そこから直行した桜花賞では、4角通過18番手という位置取りからメンバー最速となる3F32秒8の鬼脚を繰り出し、2着アスコリピチェーノへクビ差の3着と激走した。続くオークスも出負けから後方勝負に徹し、最速ではなかったものの直線で長くいい脚を発揮して0秒4差3着。出負けと馬込みを捌くロスがなければ、もう少し際どい勝負に持ち込めていたかもしれない。
秋のラスト1冠に向け、春はエルフィンSから中8週で桜花賞へ進んだように“間隔を開けたほうがいいタイプ”との判断から新潟記念からの始動を陣営は選択。決め手が活かせる平坦かつ直線の長いコースが最適という思惑もあるだろう。8月2日に栗東へ戻り、8日の初時計でさっそく坂路ラスト2Fラップ13秒6-12秒5(馬なり)とスムーズな加速を示した。2週前追いは飛ばしているが、アクシデントではなく、仕上がりが想定以上に進んでいることと酷暑を考慮しての小休止。1週前で7F96秒6(強め)という意欲的な調整で負荷を掛け豪快に伸びたあたり、2週前追いをパスしたことがいい方に出ているのかも。
【最終追い切り】レース当週はCWで2勝クラスを追走する併せ馬。相手に抵抗されなかなかパスできなかったが、最後は切れで優って半馬身の先着フィニッシュとしている。課題のテンション面に不安は感じさせず、1週前の強い攻めで“ガス”はしっかり抜けたようだ。
【見解】2週前の週なかに速い時計を出していないが、3カ月ぶりだったエルフィンSでも2週前は坂路15-15で済ませていた。1週前にビシッとやれば仕上がるタイプということだろう。1週前は気持ちの面でやや荒っぽさも感じさせたが、最終追いではグンとシャープな走り。そこでの併せ馬でややてこずったが、相手が稽古駆けするアンリーロードだったことを考えれば大きく評価できる攻め内容だった。半世紀ぶりの3歳牝馬制覇へ、視界良好。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう) 【重賞深掘りプロジェクト】調教ライター。競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。UMAJINでは「競馬サロン」開設以前から毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。