テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間30日(現地29日)、女子シングルス2回戦が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が予選勝者で世界ランク217位の柴原瑛菜に6-0, 6-1のス…
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間30日(現地29日)、女子シングルス2回戦が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が予選勝者で世界ランク217位の柴原瑛菜に6-0, 6-1のストレートで圧勝し、5年連続5度目の3回戦進出を果たした。試合後の会見でシフィオンテクはスポーツ賭博の影響による選手への誹謗中傷について問われ言及している。
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23歳で世界ランク1位のシフィオンテクが同大会に出場するのは6年連続6度目であり、2022年には優勝を果たしている。今大会は1回戦でラッキールーザーで本戦入りした同104位のK・ラヒモワを下し初戦を突破した。
そして2回戦、シフィオンテクは13本のウィナーを決めファーストサービスが入った時に83パーセントの高い確率でポイントを獲得。28本のアンフォーストエラーを犯した柴原に1ゲームしか取られず、1時間5分で圧勝した。
試合後の会見でシフィオンテクは「昨日、少し練習してリズムを掴んだ。以前よりずっと安定したプレーができると感じたし、確実により良い判断ができたと思うわ」とコメントした。
また、27日に世界ランク30位のC・ガルシア(フランス)がスポーツ賭博の影響による選手への誹謗中傷に問題提起したことについてシフィオンテクは会見で質問を受け、自身の見解を次のように明かしている。
「何度かあったけど私はメッセージを見ないようにしている。親しい人からのメッセージ、すでに承諾したメッセージだけを見ている。でも、誹謗中傷するメッセージがたくさんあるのは確か。なのでインターネットでは少しでも避けようとしている」
「お金の勝ち負けに関しては人々が感情的になるのは確かよ。私たち選手にとっては簡単ではない。例えばカロ(ガルシア)がやったように、もっと多くのことをして人々に知ってもらい、将来的にはAIを使ってより安全にするなどの解決策があればいいと思う。インターネットを使っていて、もう安全だと感じることはできないと思うからね。何を読んでいるのか、誰をフォローしているのか本当に注意しなければならない」
そしてこの問題へのツアー大会の対策については次のように述べた。
「ツアーがやっていること。例えば全仏オープンが私たちのために提供してくれたツールがあることは知っている。私はいつも、これは本当に素晴らしいことだと言っているし、私のチームも、このアプリを使用しているときに、どのようなメッセージがブロックされているか、またはブロックされていないかを確認している。このようなツールを使用する機会がもっとあればいいと思います。常に何らかの助けになるからね」
勝利したシフィオンテクは3回戦で第25シードのA・パブリュチェンコワと対戦する。パブリュチェンコワは2回戦で世界ランク65位のE・コッチャレット(イタリア)を5-7, 6-1, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。
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