ジャパンラグビートップリーグ第3節(レッドカンファレンス)のラスト1試合、近鉄ライナーズ×NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦が、9月3日に奈良県立橿原公苑陸上競技場でおこなわれ、NTTコムが36-10で今季2勝目を挙げた(2…

 ジャパンラグビートップリーグ第3節(レッドカンファレンス)のラスト1試合、近鉄ライナーズ×NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦が、9月3日に奈良県立橿原公苑陸上競技場でおこなわれ、NTTコムが36-10で今季2勝目を挙げた(2勝1敗、総勝点10)。近鉄は1勝2敗(総勝点4)となった。

 近鉄のCTB井波健太郎に先制トライを許したNTTコムだが、前半31分、敵陣22メートルライン内でSO小倉順平からのキックパスを左大外でキャッチしたLOヴィリー・ブリッツがゴールに持ち込み、5点を奪い返した。相手にPGを決められてすぐの37分には、またも小倉のピンポイントキックを今度はWTB鶴田諒が競って取り、トライを挙げて同点とした。

 10-10で迎えた後半、風上に立ったNTTコムは、55分(後半15分)、クイックタップから敵陣深くに入り、この試合がデビュー戦だったルーキーのSH湯本睦が間隙を突いて勝ち越しトライを挙げた。
 11フェイズを重ねた61分にはFB小野寛智が左隅にフィニッシュ。
 75分にはキャプテンのFL金正奎がブレイクダウンでボールを奪い返し、SO小倉が敵陣10メートルラインからゴールへ走り切った。
 78分にFB小野がインターセプトから独走し、計6トライを挙げたNTTコムは、後半は相手に得点を許さず、3トライ差以上つけてボーナスポイントも獲得している。