WRCラリーフィンランドでラリー1マシンデビューを飾ったサミ・パヤリ。ラリー1マシンでの参戦は、この1回限りにはならないと確信しているようだ。 WRCフィンランドでは、トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドで参戦し、自身初となるWRCでのス…
WRCラリーフィンランドでラリー1マシンデビューを飾ったサミ・パヤリ。ラリー1マシンでの参戦は、この1回限りにはならないと確信しているようだ。
WRCフィンランドでは、トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドで参戦し、自身初となるWRCでのステージウインをマークするなど好走、総合4位でフィニッシュしたパヤリ。9月5日〜8日に開催される次戦アクロポリス・ラリーギリシャではラリー2マシンでの参戦に戻るものの、今シーズンの間に再びラリー1マシンで参戦できるチャンスを得ることを希望している。
「いつでも準備はできている」と22歳のパヤリ。
「本当に素晴らしい経験だった。本当に楽しかったし、トップレベルのマシンをドライブするのは、信じられないような気分だった。人生をかけて夢を見ていたこと。いつでも、またあのマシンに乗る準備はできている」
WRCフィランドでは、SS2で高速スピンを喫しマシンにダメージを負うなど波乱含みのスタートとなったが、その後に順位を挽回し、大ジャンプだらけの名物ステージ、ルーヒマキの2回目でベストタイムをたたき出した。最終日は最初のステージでコースオフする場面もあったが、カッレ・ロバンペラが最終ステージで衝撃のクラッシュを喫したことで、パヤリの最終順位は4位となった。
「もちろん、若手がトップレベルのマシンに乗るチャンスを得ることができるのは素晴らしいことだが、簡単に実現できることではない」とパヤリ。
「自分の見方としては、母国のラリーでのデビューは、ステージを熟知していたとしても本当に過酷なもの。今年は天気もすごくチャレンジングだったが、新しいこともたくさんあったので、信じられないほどの試練だった」
「ステージによってはいいペースが出せたのは良かったが、あのようなタイムを出すためには必死に自分自身をプッシュしなくてはならなかった。ステージウインを獲れたのは良かった。トップレベルにデビューしてからベストタイムを出すまで時間は、セバスチャン・オジエに続いて2番目に速かったからね」
(Graham Lister)