バドミントンの国際大会「ダイハツジャパンオープン」は23日、横浜アリーナで各種目の準々決勝が行われた。混合ダブルスでは五輪2大会連続銅メダルの「ワタガシ」こと渡辺勇大・東野有紗組が登場したが、台湾ペアに0-2で敗れた。今大会限りでペアを解消…
バドミントンの国際大会「ダイハツジャパンオープン」は23日、横浜アリーナで各種目の準々決勝が行われた。混合ダブルスでは五輪2大会連続銅メダルの「ワタガシ」こと渡辺勇大・東野有紗組が登場したが、台湾ペアに0-2で敗れた。今大会限りでペアを解消する2人は「歴史をたくさん作ってきた」と胸を張った。今後、渡辺は混合ダブルスを続け、東野は女子ダブルスで競技を続ける。
◆【実際の動画】13年目の「ワタガシ」最後の雄姿!大会公式Xも労い「感動をありがとう」
■渡辺「長い間やってこられて幸せ」
今大会限りでのペア解消を発表していた「ワタガシ」。大会連覇を目指して臨んだが、“有終の美”を飾ることはできなかった。
第1ゲームは序盤から5連続失点するなど終始苦しい展開となり、9-21で押し切られた。第2ゲームに入っても流れは変わらず、台湾ペアの強打に苦しんで17-21で落とした。中学時代にペアを組んでから13年目。「ワタガシ」の二人三脚が終わりを迎えた瞬間だった。
渡辺は試合後、東野との競技生活を振り返り「間違いなく一番成長させてくれたパートナーですし、ここまで長い間やってこられて幸せでした」とコメント。
一方の東野も「本当に勇大くんがいなかったら、ここまで来ることはできなかったと思う」としつつ、「最後あまりうまくいかないゲームで終わったことが悔しい」とアスリートらしい本音ものぞかせた。
■東野は混合から女子複へ転向
東京、パリと2大会連続で五輪の表彰台に上がった「ワタガシ」。バドミントン界初の偉業を成し遂げ、歴史を作った2人。ペアは解消となるが、今後もバドミントン人生は続く。東野は女子ダブルスで桜本絢子と組み、9月6日開幕の全日本社会人選手権にエントリー。渡辺は混合ダブルスを継続する意向で、同大会には「かわいい」と話題になっている18歳・田口真彩と組んで参戦する予定だ。
2人は最後ファンに向けて「まだお互いに競技人生は続く。また応援してくれれば幸いです」(渡辺)、「(2人の)競技生活は続く。それぞれの道で応援してくれたらうれしいです」(東野)と、それぞれメッセージを送った。「ワタガシ」の第二章にも期待が集まっている。
◆【実際の動画】13年目の「ワタガシ」最後の雄姿!大会公式Xも労い「感動をありがとう」
◆「ワタガシ」解散で注目集まる“新パートナー” 渡辺勇大は世界ジュニア王者の18歳・田口真彩と全日本社会人選手権へ
◆「シダマツ」疲労困憊でベスト8敗退 松山奈未は体調崩し、志田千陽が1人で取材対応 27日からは韓国オープンへ
【ダイハツジャパンオープン2024】
混合ダブルス 準々決勝
渡辺勇大/東野有紗 ペア
ワタガシペア最後の勇姿🔥
記憶に残るプレー🏸
感動をありがとう😭#ワタガシ #渡辺勇大 #東野有紗#バドミントン #ジャパンオープン #BIRDJAPAN #DJO2024 pic.twitter.com/0rVb78RYwF
— ダイハツジャパンオープン (@DJO_badminton) August 23, 2024