バドミントンの国際大会「ダイハツジャパンオープン」は23日、横浜アリーナで各種目の準々決勝が行われた。女子ダブルスにはパリ五輪銅メダルの「シダマツ」こと志田千陽・松山奈未組が登場。中西貴映・岩永鈴組との日本人対決となったが、1-2で落として…

バドミントンの国際大会「ダイハツジャパンオープン」は23日、横浜アリーナで各種目の準々決勝が行われた。女子ダブルスにはパリ五輪銅メダルの「シダマツ」こと志田千陽・松山奈未組が登場。中西貴映・岩永鈴組との日本人対決となったが、1-2で落として4強入りを逃した。「シダマツ」は27日からの韓国オープンにも参加予定で、ハードスケジュールが続くことになる。

◆「シダマツ」志田千陽・松山奈未組が五輪後初戦を白星で飾る 「楽しめば良いプレーができる」とパリでの教訓生かす

■「応援に応えられず、申し訳ないです」

第1ゲームは終盤まで競り合いになったが、25-23で先取した志田・松山組。しかし、五輪の疲労が抜け切らない現状では「フィジカル的に長期戦は厳しい」と2人が感じていた通り、第2ゲームは終盤に逆転を許し、19-21で落とした。第3ゲームに入ると、序盤で7連続失点するなど精彩を欠き、5連続得点で追いすがったものの18-21で失い、力尽きた。

まさに疲労困憊。激闘を終え、取材に応じていた「シダマツ」だったが、途中で松山が腹痛を訴えて辞去。その後は志田が1人で対応する事態になった。

志田は試合後、日付が変わる頃に自身のインスタグラムを更新。大会を振り返り「たくさんの応援ありがとうございました。みなさんの応援に応えられず、申し訳ないです。でも、たくさんの声援の中、試合ができて楽しかったです」と心境をつづった。そして、最後は「しっかり調整して、コートに戻って来れるように頑張ります。ありがとうございました!」と前向きの言葉を記した。

■インターハイ連覇の宮崎友花も登録

ファンからは「無理せず体調を整えて下さい」「しっかり休んで」など労う声が多く寄せられたが、27日からは韓国オープンに臨むことになっており、ハード日程は続く。松山の状態を含めて、「シダマツ」のコンディションが戻ることを祈るしかない。

韓国オープンには女子シングルスでインターハイ連覇を達成し、今回のジャパン・オープンにも出場した18歳の宮崎友花(柳井商工3年)もエントリー。ジャパン・オープンでは世界ランク8位の韓悦(中国)を相手に健闘したものの、0-2で敗戦。試合後には「今大会はうまくいかなかったけど、次の大会では切り替えて4年後のロサンゼルス五輪に向けて頑張りたい」(大会公式HPから)と話していたが、果たして韓国オープンではどんなプレーを見せてくれるのか。次代を担う若手有望株にも注目が集まっている。

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