第19回キーンランドカップ(25日/GIII、札幌芝1200m)は過去10年で馬単、3連複の平均配当が1万円オーバー、3…
第19回キーンランドカップ(25日/GIII、札幌芝1200m)は過去10年で馬単、3連複の平均配当が1万円オーバー、3連単は10万1237円と荒れ模様。一筋縄ではいかないレースだけに、今年も穴馬台頭の可能性がある。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「エトヴプレ」を取り上げる。
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■エトヴプレ
“夏は牝馬”の格言通りに、キーンランドCはとにかくメス馬が強いレース。過去10年で、上位3頭のうち牝馬が2枠を占めたのは、8回もあるほどだ。勝率、連対率、馬券内率のすべてにおいて、牡馬に対してダブルスコア。今年は4頭がエントリーしているが、いずれも無視できない存在だ。
中でも注目しているのが3歳のエトヴプレ。元々は短いところを使われていたが、GIIフィリーズレビューで逃げ切り勝ちを収めると、余勢を駆ってクラシック一冠の桜花賞に進出。マイルは長いと思われていたものの、2番手からしぶとさを見せて、ステレンボッシュから0秒3差の5着に入っている。
その後、2冠目のオークスには目もくれず、主戦場の短距離戦にシフト。1200mの前走・葵Sでは、伸び上がるようなスタートでやや後手を踏むと、距離短縮の影響か、道中はなかなか行き脚がつかずに、8番手から前を窺う展開。さらに一番人気だった事もあり、他馬からのマークも厳しく、終始内に包まれる競馬だった。前に行った3頭が、そのまま上位を独占したように先行馬有利な流れの中、4着が精一杯だったのも仕方ないだろう。
前走と同じ距離ならペースに戸惑うことはなさそうで、スムーズな追走が期待できる。さらに、逃げる可能性があるのはシナモンスティックくらいで、持ち前の先行力が活きる展開になりそうだ。海外の有力騎手が多く来日している中、主戦の藤岡佑介を起用するのも好感。軽量を活かして、粘りきれば一発のチャンスは十分と見た。
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