今週は札幌競馬場でキーンランドC(芝1200m)が行われる。馬場コンディションが良好な今年の札幌開催だが、天候が不安定な…

今週は札幌競馬場でキーンランドC(芝1200m)が行われる。馬場コンディションが良好な今年の札幌開催だが、天候が不安定な今週末は馬場傾向の変化にも注視すべきだろう。

ここでは、過去10年からセッションとオオバンブルマイにフォーカスしたデータを取り上げる。

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想定10人気以下セッションに【2.1.1.3】

3歳時からオープンクラスで活躍を見せていたセッション。アーリントンC以降はマイル路線を歩んだが、前走からスプリント戦にシフトチェンジ。馬券外の前走内容を見るより、距離への慣れが必要なのでは……そんな声に待ったをかけるデータをお伝えしたい。

・前走函館芝1200mで上がり3F最速【2.1.1.3】

過去10年の該当馬7頭中4頭が馬券内を確保。函館で使った切れ味がこの舞台で炸裂するケースが目立っており、このなかには8番人気1着ウキヨノカゼの名前も。単勝回収率は驚異の「507」だ。

初のスプリント戦で良いポジションを取れなかった前走を踏まえ、陣営は今回ブリンカー着用を決断。これで行きっぷりが改善され、ある程度の位置を確保できれば直線の短い札幌でも差しが届く可能性は十分だろう。日本での騎乗経験がある“モーリシャスの魔術師”ことK.ティータンを背に、一発があってもいい。

■オオバンブルマイの好走を阻む【0.0.1.4】

その一方で、“消しデータ”に該当するのがオオバンブルマイだ。昨年秋に豪州で施行されたザ・ゴールデンイーグルを勝利。約5億円をゲットし、その馬名と相まって一躍その名を轟かせた1頭だが、今回は好走を阻むマイナス材料が重くのしかかる。

・前走芝1600mで4角9番手以下【0.0.1.4】

該当馬はすべて連対圏に届かず。前年の高松宮記念勝ち馬ナラングラフも終始後方のままレースを終えているように、一気の距離短縮に対応しきれないケースが目立っている。直線の短い札幌競馬場において、テンにいけない脚質は致命的だ。

オオバンブルマイについて補足すると、今回が初のスプリント戦。GIの常連ナムラクレアをはじめとしたスペシャリストが揃ったメンバー構成もまた好走確率を下げるものとなるだろう。不安要素が満載のここは“消し”の選択肢も考えるべきか。

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。