延長10回2-1で勝利、京都勢は1956年の平安以来68年ぶりV 第106回全国高校野球選手権大会の決勝戦が23日に甲子園球場で行われ、京都国際が関東一(東東京)を延長10回タイブレークの末に2-1で破り、初優勝を飾った。3度目の出場での初…

延長10回2-1で勝利、京都勢は1956年の平安以来68年ぶりV

 第106回全国高校野球選手権大会の決勝戦が23日に甲子園球場で行われ、京都国際が関東一(東東京)を延長10回タイブレークの末に2-1で破り、初優勝を飾った。3度目の出場での初栄冠。京都勢の優勝は1956年の平安(現龍谷大平安)以来68年ぶりとなった。

 2006年の早実(西東京)対駒大苫小牧(南北海道)以来、18年ぶりの延長となった夏の甲子園決勝。史上初のタイブレーク決勝で京都国際が頂点に立った。

 無死一、二塁から始まった延長10回、安打で無死満塁とし、金本祐伍外野手(3年)の押し出し四球で先制。三谷誠弥内野手(3年)の右犠飛で2点目を挙げた。投げては先発・中崎琉生投手(3年)が9回を4安打無失点、2番手・西村一毅投手(2年)が延長10回の関東一の反撃を1点にしのいだ。最後は2死満塁で空振り三振に仕留めた。

 京都国際は中崎、西村という2枚の好左腕を擁し、札幌日大(南北海道)、新潟産大付、西日本短大付(福岡)、智弁学園(奈良)、青森山田を破って決勝にコマを進めた。決勝戦も9回まで0-0というロースコアの展開を制した。

 2021年に夏の甲子園初出場を果たし、4強に進出。2022年の選抜大会では野球部内で新型コロナウイルスの集団感染があり、開幕前日に辞退した。今春の選抜大会では青森山田に初戦でサヨナラ負けを喫していた。(Full-Count編集部)