8月22日に後楽園ホールで行われた「LIFETIME BOXING FIGHTS23」。WBOアジアパシフィック スーパーフェザー級王座決定戦は1ラウンド1分29秒、会場騒然の衝撃KO決着で幕を閉じた。一方、勝利者インタビューで歓喜の新王…

 8月22日に後楽園ホールで行われた「LIFETIME BOXING FIGHTS23」。WBOアジアパシフィック スーパーフェザー級王座決定戦は1ラウンド1分29秒、会場騒然の衝撃KO決着で幕を閉じた。一方、勝利者インタビューで歓喜の新王者の背後に立つラウンドガールの“ただならぬ”存在感に「脚ながっ!」「スタイルすごっ」など、ファンの注目が集まる一幕があった。

【映像】「脚ながっ」“ただならぬ”存在感のラウンドガール

 WBO アジアパシフィック スーパーフェザー級1位の渡邊海(ライオンズ)と2位の鈴木稔弘(志成)。同階級の頂上対決となった今回の王座決定戦は、1ラウンド中盤、渡邊が左フックで鈴木をマットに沈めた。後頭部をマットに打ち付けた鈴木は動けず、レフェリーもカウントをせずゴングを要求する担架投入の劇的決着だった。

 試合後、マイクを向けられた渡邊は開口一番「鈴木選手、志成ジムの皆様ありがとうございました」と対戦相手に感謝を述べた。その後、少しの間を経て「最高!」と後楽園ホールに詰め掛けたおよそ200人の大応援団に向かって右拳を突き上げ、感情を爆発させた。

 その後、試合が延期になった4カ月間の苦労と頑張りを振り返って涙ながらに語った渡邊は、祖父の死と長女の誕生を報告。最後に、改めてファンへのお礼の言葉を述べると「これからもっともっと練習して、この4カ月練習したのを無駄にせず、また練習を…ちょっと遊んでから…復帰してまたやります」と会場の笑いを誘う場面も見られた。

 そんな中、渡邊の背後には“ただならぬ”存在感のラウンドガールが。渡邊の話に時折笑顔を浮かべ、手を叩いたり、頷いたりする様子に「脚ながっ!」「スタイルすごっ」などファンの注目とともに、驚きの声が相次いでいた。

 なおKO負けで初黒星を喫した鈴木は検査のため病院へ。CT検査を受け、幸いにも異常は認められなかったとのことだ。