今夏カルリク・ジョーンズは、中国のCBAからセルビアの首都ベオグラードを本拠地とするクラブ、KKパルチザンへ移籍した。  オ…

 今夏カルリク・ジョーンズは、中国のCBAからセルビアの首都ベオグラードを本拠地とするクラブ、KKパルチザンへ移籍した。

 オハイオ州シンシナティ出身のポイントガード(185センチ83キロ)は、ドラフト外からはい上がり、2021-22、2022-23シーズンをNBAでプレー。ダラス・マーベリックス、デンバー・ナゲッツ、シカゴ・ブルズで計12試合に出場して平均6.6分2.0得点を残した。

 そんなジョーンズが注目を浴びたのは、南スーダン代表として出場した「FIBAワールドカップ2023」。大会17位で終えたチームでトップの平均20.4得点10.6アシスト1.2スティールに4.6リバウンドをマーク。

 パリオリンピックでも3試合で平均18.0得点5.0リバウンド7.7アシスト1.0スティールを残した26歳は、『Mozzart Sport』とのインタビューでNBAチームからもオファーがあったことを明かしていた。

「NBAチームからいくつかオファーはあった。でも報道されていたほど多くはなかったんだ。たくさんの人たちが心配して神経質になっていたと思うけど、(記事で)書かれていたことすべてを信じちゃいけない」

 そしてジョーンズは「僕がいくつかオファーされたのは事実。けど僕には最初から分かっていたんだ。パルチザンが自分にとって理想のクラブなんだとね。ベストな決断だったと感じている」と新天地へ期待を寄せていた。

 パリ五輪で活躍したフランス代表のガーション・ヤブセレが、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとの1年契約に合意し、約5年ぶりにNBAへ復帰するチャンスをつかんだ一方、ジョーンズは新たな機会を求めてセルビアでプレーしていくこととなる。

【動画】昨年のW杯でジョーンズが見せた好プレー集はこちら!