21日、天皇杯ラウンド16のサンフレッチェ広島vs愛媛FCがニンジニアスタジアムで行われ、2-0で勝利した広島がベスト8…
21日、天皇杯ラウンド16のサンフレッチェ広島vs愛媛FCがニンジニアスタジアムで行われ、2-0で勝利した広島がベスト8進出を決めた。
明治安田J1リーグで2位につける広島は、天皇杯3回戦でいわきFCを下してラウンド16に進出。上位カテゴリーのアビスパ福岡を破り勝ち上がったJ2で9位の愛媛と対戦した。
レギュラーがスタメンに名を連ねた広島は序盤から押し込み、12分に川辺駿がミドルシュート。古巣対戦の森脇良太が先発した愛媛も、隙を見て広島ゴールに迫り、18分にはカウンターから藤原悠汰が左足で狙う。
その後は一進一退の攻防が続いたが、32分に愛媛に決定機。最終ラインの裏に抜け出した藤原がGK大迫敬介との一対一を迎えるも、わずかに左へ外してしまった。
広島もゴール前で収めた加藤陸次樹が振り向きざまのボレーシュートを枠に飛ばすが、GK徳重健太がセーブ。ハーフタイムにかけてもスコアは動かず、0-0で前半を終えた。
後半は互いに選手交代し、広島は塩谷司を下げて18歳の中島洋太朗を起用。キックオフ直後から加藤のヘディングシュートに繋げていく。
愛媛も負けじとチャンスを作るが、藤原のシュートは中野就斗がスライディングブロック。先制点を巡る白熱の争いが続く。
60分、右サイドを駆け上がった中野がグラウンダーのクロス。中島が滑り込んだが、ここもシュートブロック。3分後には中島がオーバーヘッドもゴールには至らない。
愛媛の後を追ってさらに2人選手を代えた広島は、66分についに先制。カウンターから加藤がシュートに持ち込むと、入ったばかりのトルガイ・アルスランがゴール前で収め、落ち着き払ったキックフェイント。きっちり流し込みリードをもたらした。
愛媛も投入直後の舩橋京汰がCKから合わせていく。しかし、再びネットを揺らしたのは79分の広島で、ボックス手前でパスを受けた加藤が、少しズラしてコースを作り右足を振り抜いた。
続いて満田誠の強烈なシュートもあった広島は、後半アディショナルタイムにもチャンスを作るが、愛媛GK徳重が奮起。それでも反撃は許さず2-0でクローズし、準々決勝進出を決めた。
サンフレッチェ広島 2-0 愛媛FC
【広島】
トルガイ・アルスラン(後23)
加藤陸次樹(後34)