全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は19日、佐賀県で競泳、大分県で飛び込みと水球が行われた。競泳の女子100メートルバタフライ決勝は、平井瑞希(神奈川・日大藤沢3年)が自身の持つ大会記録を塗り替えて優勝した。パリ五輪「ファイナリ…
全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は19日、佐賀県で競泳、大分県で飛び込みと水球が行われた。競泳の女子100メートルバタフライ決勝は、平井瑞希(神奈川・日大藤沢3年)が自身の持つ大会記録を塗り替えて優勝した。
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競泳の日本代表としてパリ五輪を戦い終えたばかりなのに、日大藤沢の平井はエンジン全開で女子100メートルバタフライ決勝に臨んだ。56秒47の大会新記録で2連覇を達成。それでも、自己ベストに0秒14届かず、悔しさをにじませた。
飛び込んで浮き上がった時点で首位に立ち、後続を引き離した。前回大会で自身が作った大会記録を、この日の予選で57秒11に更新。800メートルリレーの予選も泳いだ後の決勝でさらにタイムを縮め、「自己ベストは出したかったが、去年よりも確実にレベルアップしているのはいい」と語った。
パリ五輪では、この種目で7位入賞。「どんな舞台でも自分の力を出し切れる選手が一番強い」と感じたそうで、今大会ではリレーも含めて最大10レースに出場を予定している。「タフな選手になるため、最後までやりきりたい」。この向上心が強さの秘密だ。(崎田良介)