2024年8月4日(日)、千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸(通称:志田下)で、「第5回NAMINORI 甲子園」がファイナルデーを迎えた。栄えある優勝旗は行廣誠波(ゆきひろ・せいは)が手にし、第5回大会にして初めて会場のある千葉県から離れ、東京の巣…

2024年8月4日(日)、千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸(通称:志田下)で、「第5回NAMINORI 甲子園」がファイナルデーを迎えた。栄えある優勝旗は行廣誠波(ゆきひろ・せいは)が手にし、第5回大会にして初めて会場のある千葉県から離れ、東京の巣鴨高校へと渡った。


優勝旗を持つ行廣誠波

大会レポート

昨日に続き1mから1.5mのいい波に恵まれたが午後にはオンショアが吹き始め、ブレイクの早い波が多くなる展開。しかし選手たちはスピード感のあるライディングで対応。メンズ高校生クラス、メンズ中学生クラス、ウイメンズ中高生クラスともに、抜きつ抜かれつのデッドヒートでギャラリーを沸かせた。


石山汰一のライディング
松野太郎のライディング

特にレベルが高いように見えたのは中学生クラス。石山汰一 (いしやまたいち)や松野太郎 (まつのたろう)といった2名の中学生公認プロを含むファイナルの激戦を制したのは石山だ。近年、選手の低年齢化を目の当たりにしているが、高校生クラスの年齢ではすでに海外を転戦する猛者もいるので、この大会だけ見て判断はできない。

しかし低年齢層におけるサーフィンのレベルが上がっていることは確実だ。ただその進化する若手世代がどの年齢まで継続して競技を引き上げていけるか、キッズサーフィンからメンズサーフィンへのトランジションをどうスムーズに行うかが今後の日本のサーフシーンの課題だといえよう。


大会出場選手たち

そういう意味でもこういったキッズからジュニアまでの幅広い年齢層を集めた試合は有意義だし、小学生からスタートして高校生まで約10年間、毎年レベルアップしながら出場し続けることが目標であってほしいと願う。


DJとして参加した昨年覇者の寺田文太

昨年の覇者の寺田文太は第4回大会での優勝の後、プロ公認を得てプロサーファーとしての道を歩むが、今回はこの大会のDJとしても連日活躍してくれた。そういった様々な人の協力があって、第5回NAMINORI甲子園は事故もなく無事成功裏に終了することができた。卒業する高校生はこの先の目標に向けて頑張ってほしいし、また来年の出場を目指す選手たちは、これから一年間の進化をしっかり披露できるように練習に励んでほしい。

来年もまたこの千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸(通称:志田下)でこの大会が開催できるように関係者一同頑張っていきますので、皆様も応援よろしくお願いいたします。

大会結果


【男子高校生クラス】

【男子高校生クラス】
優勝 行廣誠波(ゆきひろ・せいは) 巣鴨高校
2位 小栗碧壬(おぐり・あおい) 東浪見小学校 IPCインタースクール
3位 笹木渚詩(ささき・しょうた) 神奈川県立七里ガ浜高等学校
4位 今福カレン(いまふく・かれん) 三浦学苑


【男子中学生クラス】

【男子中学生クラス】
優勝 石山汰一(いしやま・たいち) 一宮中学校
2位 友重リキ(ともしげ・りき) 岬中学校
3位 松野太郎(まつの・たろう) 一宮中学校
4位 山田海光(やまだ・かいり) Tokyo Bay International school


【中高生女子クラス】

【中高生女子クラス】
優勝 鈴木莉珠(すずき・りた) N高等学校
2位 高橋結奈(たかはし・ゆな) 明聖高校
3位 石井有沙(いしい・ありさ) 南房総中学校
4位 中塩ひかる(なかしお・ひかる) 一宮中学校

第5回NAMINORI甲子園 協賛各社

特別協賛 
株式会社ムラサキスポーツ

ゼッケン協賛 
カシオ計算機株式会社(G-SHOCK) 
サーフハードウェアインターナショナル株式会社(FCS)

各協賛(アルファベット順)
BeWET:株式会社サンコー
Billabong:ボードライダーズジャパン合同会社
Gromsupport project:株式会社サーズ(ジャスティス)
Hurley:株式会社ハーレージャパン
Hydroflask:アルコインターナショナル株式会社
LIVZON:大成温調株式会社
Ocean & Earth:株式会社ワンワールド
Rockhopper:株式会社ネクストレベル
Rusty:ニッキー株式会社
RVCA:ボードライダーズジャパン合同会社
Vertra:株式会社ワンワールド
Volcom:リバレイティッドブランズジャパン合同会社

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