全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は18日、競泳の男子200メートル自由形決勝が行われ、パリ五輪に出場した村佐達也(愛知・中京大中京3年)が大会新で優勝を飾った。 オリンピックファイナリストが続々登場…インハイ「競…

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は18日、競泳の男子200メートル自由形決勝が行われ、パリ五輪に出場した村佐達也(愛知・中京大中京3年)が大会新で優勝を飾った。

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 競泳男子200メートル自由形決勝で、中京大中京の村佐がパリ五輪代表の実力を存分に発揮した。1分46秒83の大会新記録をたたき出し、2連覇を果たした。

 スタートしてからすぐに先頭へ。伸びのある泳ぎでトップを守ると、最後の50メートルでさらに後続を突き放し、2位に約3秒差をつけてゴールした。絶対的な優勝候補という重圧もあり、自身が持つ高校記録には0秒24届かなかったものの、「46秒台で安心した」と笑顔で振り返った。

 パリ五輪には800メートルリレーのメンバーとして出場し、7位入賞に貢献した。現地で様々なレースを見て、改めて「メダルを取りたい」との思いを強くしたという。個人種目で日本代表の座を勝ち取るためには、更なるレベルアップが必須と自覚している。

 最終日の20日には、同じく自身が高校記録を持つ100メートル自由形に出場予定だ。「自己ベストを出して、大会新を出して、優勝したい」。これからのためにも、高校最後の夏の個人2冠は譲れない。(崎田良介)