谷川は団体で金メダルに輝いた(C)Getty Images 各国の様々な選手が告白して話題を呼んでいる劣化を含むメダルの…

 

谷川は団体で金メダルに輝いた(C)Getty Images

 

 各国の様々な選手が告白して話題を呼んでいる劣化を含むメダルの品質問題。
 
 今回、パリ五輪の体操男子団体総合で金メダルに輝いた谷川航(たにがわ・わたる)の告白も注目されている。

【動画】谷川はメダルの一部がはげてきていると報告した

 今大会の体操の男子団体では259・594点で2大会ぶりとなる金メダルを獲得。

 東京五輪にも出場した橋本大輝、萱和磨、谷川航の3人に加え、初代表の岡慎之助、杉野正尭を加えた5人で決勝を戦った。

 その中で谷川は4種目目の跳馬で世界最高難度の大技「リ・セグァン2」に挑んだことも話題を集めた。認定はされなかったが、果敢な挑戦に改めて評価が高まった。 

 今大会での金メダル奪還に関して選手たちは「メイク・ニュー・ヒストリー」というスローガンを掲げたことも知られる。

 目標とした新たな歴史作りにも貢献した体操男子日本代表だったが、苦労して手に入れたメダルには一部、異変が生じているようだ。

 谷川は8月13日に自身のTikTokを「金メダル紹介するよ」と添え、更新。パリ五輪で獲得した金メダルの実物を見せながら、具体的に解説している。

 表面について「六角形のところがエッフェル塔の廃材を利用している」と説明。続けて廃材を使用した六角形部分の一部を指し示しながら、「ここちょっともうね。サビなのか分からない、何なんだろう、傷ついちゃったのか、色変わっちゃいましたね」と、メダルの変化を報告している。

 動画では確かに表面の廃材を使用した部分において、一部分、色がはげてきていることが分かる。

 裏面のフランス語には「読めません」とジョーク気味に報告するシーンもあった。

 五輪メダルの品質問題においては、スケートボード男子ストリートで銅メダルを獲得したナイジャ・ヒューストン(米国)の早期劣化を指摘するSNS投稿から始まり、バドミントン男子シングルスで連覇を果たしたビクトル・アクセルセン(デンマーク)が自身の「X」に東京五輪とパリ五輪の金メダルの状態を比較する動画を投稿するなど、反響が拡がっている。

 メダル作成を担当したパリ造幣局では条件付きで交換に応じる姿勢を示しているという。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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