日本陸連は15日、18日に開催される「富士北麓ワールドトライアル」(山梨・富士北麓公園陸上競技場)の最終エントリーを発表した。パリ五輪組も名を連ね、男子100メートルには桐生祥秀、女子100メートル障害には田中佑美らが登録された。“凱旋レー…
日本陸連は15日、18日に開催される「富士北麓ワールドトライアル」(山梨・富士北麓公園陸上競技場)の最終エントリーを発表した。パリ五輪組も名を連ね、男子100メートルには桐生祥秀、女子100メートル障害には田中佑美らが登録された。“凱旋レース”となるだけに大きな注目を集めそうだ。
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■来年の世界選手権をにらんだ好レースに期待
日本グランプリシリーズ第12戦として開催される「富士北麓ワールドトライアル」。東京で来年開催される世界選手権の参加資格有効期間が今月1日からスタートしたため、今大会は参加標準記録をにらんだレースとなる。
男子100メートルには、「リレー侍」の一員としてパリ五輪・男子400メートルリレーに出場した桐生や、同五輪の男子110メートル障害で準決勝に進出した泉谷駿介らがエントリー。東京五輪代表の多田修平や小池祐貴らも出場予定となっている。
■寺田明日香ら東京五輪の代表組も続々参戦
特に注目を集めそうなのが、女子100メートル障害。同五輪に出場し、“美しきハードラー”として脚光を浴びた田中も参戦予定となっている。
田中は五輪でのレース後、来年の世界選手権や2028年のロサンゼルス五輪に向けて「簡単にジャンプアップできるものでもないが、長期的に見てたくさんの壁を乗り越えていきたい」と決意を口にしていた。リスタートとなるレースで、そして標高1000メートルを超える競技場でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、注目を集めそうだ。
女子100メートル障害には東京五輪代表の寺田明日香も出場登録している。
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