競泳日本代表の池江璃花子が13日、東京都内で行われたイベントに出席。その後の取材で、2028年のロサンゼルス五輪に向けて、昨秋から拠点にしているオーストラリアで引き続き活動する意向を示した。また、女子100メートルバタフライで7位となった1…

競泳日本代表の池江璃花子が13日、東京都内で行われたイベントに出席。その後の取材で、2028年のロサンゼルス五輪に向けて、昨秋から拠点にしているオーストラリアで引き続き活動する意向を示した。また、女子100メートルバタフライで7位となった17歳の平井瑞希が、来春の高校卒業後に米テネシー大に進学することも分かった。競泳女子のトップ選手2人が海外でさらなる成長を期すことになった。

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■「結果が出なくても……それはそれで人生」

松下知之(男子400メートル個人メドレー)が獲得した銀1個に終わった競泳陣。複数メダル獲得を目標に掲げていたが、失意の五輪となってしまった。一方で、選手たちは早くも28年に向けて動き出している。

日本オリンピック委員会(JOC)公式サイトなどによると、池江は「4年間オーストラリアでやるつもり。試合のために日本に帰ってくることもほとんどないと思う」とコメント。その上で「4年間あとは全力でやるだけ。結果が出なかったとしても、それはそれで自分の人生」と胸の内を明かしたという。9月の国民スポーツ大会(佐賀県)、10、11月にアジア各地で行われるW杯は出場へ向けて検討していくとのこと。

今回のパリ五輪で、池江は女子100メートルバタフライに出場し、準決勝敗退。しかし、アンカーとして臨んだ女子400メートルメドレーリレー決勝は5位でレースを終え、入賞に貢献した。

■インスタ更新「入学決まり、すごく興奮」

一方、女子100メートルバタフライで7位となった17歳の平井瑞希は来春の高校卒業後、米テネシー大に進学することが決まった。平井は13日に自身のインスタグラムを更新し、「テネシー大で水泳と勉強を行うことについて発表でき、すごく興奮しています‼ 家族、コーチ、友人たちのサポートに非常に感謝しています」と英語でつづり、テネシー大のロゴ入りパーカーを着用した自身の写真とともに投稿した。次回五輪の開催国で腕を磨き、メダル獲得を目指すことになる。

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