遠藤は厳しい立場に置かれているようだ(C)Getty Images 日本代表MFの遠藤航が、所属クラブのリバプールで厳しい状況に置かれている。 アルネ・スロット新監督の下でプレシーズンマッチを重ねてきたなかで、遠藤が新指揮官からの評…

遠藤は厳しい立場に置かれているようだ(C)Getty Images

 日本代表MFの遠藤航が、所属クラブのリバプールで厳しい状況に置かれている。

 アルネ・スロット新監督の下でプレシーズンマッチを重ねてきたなかで、遠藤が新指揮官からの評価を下げてしまったのが7月26日のベティス戦。スタメン出場を果たしたが、リバプール専門メディア『Anfield Watch』からも「中盤で何度かポゼッション時につかまり、危険な状況で相手にボールを渡してしまった」と評されるパフォーマンスに終わり、ハーフタイムで交代した。

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 そして『Anfield Watch』は「スロットはエンドウを6番の役割の先発オプションとして評価していない。理由はベティス戦で簡単に分かる」とも言及。遠藤の他にアンカーを主戦場とする選手が少ないなかで、レアル・ソシエダに所属するマルティン・スビメンディの獲得も噂されていた。

 しかし、スペインメディア『Relevo』が「スビメンディがリバプールからのオファーを拒否することを決めた」と報道。アンカーの新戦力獲得に失敗したことで、遠藤の出場機会はどうなるか。『Anfield Watch』は次のように見解を示した。

「スビメンディ抜きでも、スロットはすでに理想的な別の解決策を見つけている。プレシーズン最後の2試合で、6番の役割に相応しい本物のオプションと証明したのは、セビージャ戦で最高のパフォーマンスを見せたライアン・フラーフェンベルフだ。

 フラーフェンベルフは守備が堅固で、ボールの扱いも落ち着いており、ベティス戦のエンドウに欠けていた安定感を提供した。印象的だったのは、この22歳の選手が試みた56本のパスのうち、わずか3本しかミスをしなかったことだ。そして、常に後ろからボールを出すのが得意そうに見えた」

 フラーフェンベルフはインサイドハーフが主戦場だが、アンカーにも適応。リバプールには昨シーズンに加入し、ユルゲン・クロップ前監督の下でリーグ戦のスタメンは12試合にとどまった。

 クロップ前監督の下で昨シーズン、リーグ20試合に先発した遠藤は、指揮官が代わりアンカーにコンバートされたフラーフェンベルフよりも序列を下げているのが現状だ。新シーズンのリーグ開幕イプスウィッチ戦は8月17日に迫っているが、巻き返しなるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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