男子プロテニス協会のATP公式サイトは12日、世界ランク3位のC・アルカラス(スペイン)のコメントを掲載。7月末から8月1週目に行われたパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)ダブルスでペアを組んだR・ナダル(スペイン)とのエピソ…
男子プロテニス協会のATP公式サイトは12日、世界ランク3位のC・アルカラス(スペイン)のコメントを掲載。7月末から8月1週目に行われたパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)ダブルスでペアを組んだR・ナダル(スペイン)とのエピソードを語った。
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21歳のアルカラスと38歳のナダルはパリオリンピックで初めてペアを組み、スペイン代表としてダブルスに出場。1回戦でM・ゴンサレス(アルゼンチン)/ A・モルテニ組、2回戦でT・フリークスポール(オランダ)/ W・クールホフ(オランダ)組を下し8強入りしたものの、準々決勝でA・クライチェック(アメリカ)(アメリカ)/ R・ラム(アメリカ)組に屈し敗退した。
夢のダブルスは3試合で終了してしまったが、アルカラスはシングルスで銀メダルを獲得。その後休息を挟み、12日に開幕したシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)に臨む。
アルカラスはシンシナティ・オープンの会見でパリオリンピックを回想。ナダルとのオンコート・オフコートでのエピソードを語った。
「コートの外でラファ(ナダル)と話したり、お互いのことをもっとよく知ることができて、とてもいい経験になったよ。忘れられない思い出になった。コート上でも、コート外でも、彼と話すことで多くのことを学んだ。ダブルスはあまりやったことがないけれど、僕たちは素晴らしいテニスができたと思う」
「もっとうまくやれると思ったから最後は少し残念だったけど、全体的には満足してるよ。ラファとダブルスを組むという夢が叶ったんだ」
「ダブルスをプレーしているとき、僕らが落ち込んでいる瞬間に彼はポジティブな言い方で『今、彼らはプレッシャーを感じているはずだ。僕らはただそこにいて、何球かボールを入れて、相手のピンチを招くようにしなければならない』と話してくれた」
「僕には見えない、あるいは見えにくい状況もあるけど、彼は難しい状況や試合をどう準備すればいいかを、とてもクリアに見ている。まさにマスタークラスだったね」
アルカラスはすでにマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)とBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で優勝を経験。シンシナティ・オープンでタイトルを獲得すれば、アメリカの「ATPマスターズ1000」を全て制覇することとなる。
「もっとうまくなりたい。もっとうまくやれるといつも思っているんだ。もちろん、僕は素晴らしい夏を過ごした。全仏オープン、ウィンブルドン、オリンピックでの銀メダル。もちろん、金メダルが欲しかったけど、試合の後、勝ったとしても負けたとしても、その試合で自分がしてしまった悪いところを見つけ、次の試合ではショットやいくつかの状況への対応で同じミスをしないように、もっと良くなろうと努力するのが好きなんだ」
アルカラスはシンシナティ・オープンに第2シードとして出場。初戦の2回戦で世界ランク30位のA・ポピリン(オーストラリア)と同46位のG・モンフィス(フランス)のどちらかと対戦する。
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