8月10日、パリオリンピック男子バスケットボール競技はアメリカ代表が大会5連覇を果たす形で幕を閉じた。日本代表は3連敗でグル…

 8月10日、パリオリンピック男子バスケットボール競技はアメリカ代表が大会5連覇を果たす形で幕を閉じた。日本代表は3連敗でグループフェーズ敗退を喫したが、選手たちは確かな活躍で輝きを放ち、スタッツランキングにおいても上位に名を連ねた。本稿では全日程終了時点の平均得点ランキングを見ていく。

■パリ五輪 平均得点ランキング


1位:【25.8得点/4試合】ヤニス・アデトクンボ(ギリシャ)

2位:【21.0得点/4試合】シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(カナダ)

3位:【20.3得点/3試合】河村勇輝(日本)

4位:【19.8得点/4試合】RJ・バレット(カナダ)

5位:【18.8得点/6試合】ニコラ・ヨキッチ(セルビア)

6位:【18.5得点/6試合】フランツ・ワグナー(ドイツ)

7位:【18.3得点/3試合】ジョシュ・ホーキンソン(日本)

7位:【18.3得点/6試合】ボグダン・ボグダノビッチ(セルビア)

9位:【18.0得点/3試合】カーリック・ジョーンズ(南スーダン)

10位:【17.7得点/3試合】サンティ・アルダマ(スペイン)

11位:【17.5得点/4試合】ジョシュ・ギディー(オーストラリア)

12位:【17.3得点/4試合】ブルーノ・カボクロ(ブラジル)

13位:【17.2得点/6試合】デニス・シュルーダー(ドイツ)

14位:【16.7得点/3試合】ヌニ・オモット(南スーダン)

15位:【16.5得点/4試合】パティ・ミルズ(オーストラリア)

16位:【15.8得点/6試合】ビクター・ウェンバンヤマ(フランス)

17位:【15.3得点/3試合】ホセ・アルバラード(プエルトリコ)

18位:【14.8得点/6試合】ステフィン・カリー(アメリカ)

19位:【14.7得点/3試合】マリアル・シャヨク(南スーダン)

20位:【14.5得点/4試合】ジョック・ランデール(オーストラリア)

 トップに立ったのはギリシャ代表のヤニス・アデトクンボ。ランクインした選手の中でもフィールドゴール成功率67.8パーセントという数字は圧倒的で、準々決勝で敗退しながらも大会のオールセカンドチームに選出されるなど、確かな存在感を示した。

 2位に入ったシェイ・ギルジャス・アレクサンダーも、ヤニス同様大会のオールセカンドチームに選出された選手の一人。果敢なアタックで獲得したフリースローからの得点も多く、カナダ代表のエースとして活躍した。

 そして3位にランクインしたのが河村勇輝。グループフェーズ3試合を通して日本代表の得点源として活躍し、上位2選手と比べて個人賞を受賞することはなかったが、大会公式や海外メディアがトピックとして紹介するなど大きく評価を高めることとなった。

 4位以下の選手を見ていくと、日本代表の大黒柱であるジョシュ・ホーキンソンが7位にランクイン。FG成功率60.7パーセント、さらに3ポイント成功率は驚異の75パーセントと正確なシュートが国際大会でも一際輝いた。

 なお、八村塁は出場試合が2試合にとどまったためか残念ながらランキング外となってしまったが、平均22.0得点と大会2位相当の得点力を発揮した。