閉会式はトム・クルーズが登場するなど、華々しいものとなった(C)Getty Images パリ五輪の閉会式が現地時間8月11日(日本時間12日)、スタッド・ド・フランスで行われた。さまざまなイベントが繰り広げられる中、競技場に設置さ…

閉会式はトム・クルーズが登場するなど、華々しいものとなった(C)Getty Images

 パリ五輪の閉会式が現地時間8月11日(日本時間12日)、スタッド・ド・フランスで行われた。さまざまなイベントが繰り広げられる中、競技場に設置されたステージに選手たちが上りはじめるという予定外の出来事に、注意のアナウンスが流れる場面があった。

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 閉会式がスタートし、スタジアム内に各国選手が入場。日本は女子やり投げで日本初の金メダルを獲得した北口榛花と、ブレイキン男子で4位入賞を果たした半井重幸(ダンサー名SHIGEKIX)が旗手を務めた。

 競技最終日に行われた女子マラソンの表彰式の他、全身が金色で覆われたキャラクター「ゴールデンボイジャー」と大勢のダンサーによるセレモニー、また宙づりとなったピアノの演奏など、幻想的な演出も次々と展開された。

 その中で、1時間40分ほど経過した後、中央のステージ上に選手が移動し始めてしまい、会場内にフランス語と英語による「ステージから降りてください」というアナウンスが鳴り響いた。呼びかけは2度、繰り返されたものの、一部選手がステージ上にとどまり続けることに。そのため、ステージの外側に選手が残ったままイベントは進行され、フランスの4人組バンド『Phoenix(フェニックス)』が登場し、演奏がスタート。ステージ上の選手たちはバンドを目の前にリズムで身体を揺らし、カメラで撮影する姿もみられ、高揚感溢れる空気に包まれていた。

 その後、アーティストのパフォーマンスが進むにつれ、選手はステージ上からいなくなっている。閉会式の途中で起きた、選手たちの予想外の行動や、異例のアナウンスというハプニングはSNS上でも大きな話題となっており、「アナウンスで怒られてる」「ライブいいね。選手達特等席じゃん」「ステージ上の選手はみんな降ろされたね笑」「バンドの周りを選手たちが囲むパーティー演出めっちゃ良いと思ったらステージ上がっちゃダメだったのか」などの声が上がっていた。

 毎回、華やかな演出で大会の最後を締めくくる閉会式。パリ五輪もまさにお祭りのような空気の中行われ、参加した多くの選手、関係者の笑顔が溢れていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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