逆さに吊り上げられる中、演奏するスイス人ピアニストのロシュ氏。(C)Getty Images 17日間の激闘を締めくくるセレモニーでも、観る者の度肝を抜く演出が話題を生んだ。 【動画】東京の金メダルはいまだ輝く? パリ五輪との比較…

逆さに吊り上げられる中、演奏するスイス人ピアニストのロシュ氏。(C)Getty Images

 17日間の激闘を締めくくるセレモニーでも、観る者の度肝を抜く演出が話題を生んだ。

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 現地時間8月11日、全競技日程が終了したパリ五輪は、スタッド・ド・フランスで閉会式が開催。さまざまな話題を提供し続けた一大イベントがフィナーレを迎えた。

 夏季五輪としては史上初めて競技場外で実施された開会式でも奇抜な演出が目立った今大会だったが、閉会式も同様だった。とりわけSNS上でも反響を及ぼすほど異彩を放ったのが、式の中盤で登場した演奏シーンだ。

 突如として地面からピアノが吊り上げられると、垂直状態のままスタジアムの2階席程度の高さまで浮上。ピアノと一緒に上がり、逆さになったスイス人演奏者のアラン・ロシュ氏はそのまま演奏をスタート。古代ギリシャ音楽の「アポロ賛歌」が弾かれ、スタジアム全体が荘厳なムードとなった。

 この大胆な演出には地元メディアも度肝を抜かれたようである。日刊紙『Le Parisien』は「ピアノをクレーンに吊り下げ、演奏する姿は人々を魅了した。我々は空間という概念をほとんど失った。この演習は観客の目と耳を楽しませた」と絶賛。さらにラジオ局『RMC Sport』も「宙に浮かぶピアノを見たことがなかった」と驚嘆した。

“花の都”で1924年以来、100年ぶりに開催された今大会。その締めくくりも実に華々しいものとなった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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