「パリ2024オリンピック」は10日、女子団体決勝が行われ、第2シードの日本は中国と対戦。ゲームカウント0-3で敗れ、銀メダルとなった。これで今大会の卓球競技は全日程が終了し、日本は銀メダル1個、銅メダル1個の結果だった。◆早田ひな、孫穎莎…
「パリ2024オリンピック」は10日、女子団体決勝が行われ、第2シードの日本は中国と対戦。ゲームカウント0-3で敗れ、銀メダルとなった。
これで今大会の卓球競技は全日程が終了し、日本は銀メダル1個、銅メダル1個の結果だった。
◆早田ひな、孫穎莎も評価した成長の跡「勝てて幸運だった」 世界女王が見せた振る舞いも注目「握手の際にラケットで……」
■男子団体は惜しくもメダル届かず
日本の卓球チームでメダル1号の期待が集まっていたのが張本智和(智和企画)、早田ひな(日本生命)の混合ダブルス。第2シードとして挑んだ大会だったが、北朝鮮ペアの前に初戦敗退。波乱のスタートとなった。
そこから始まったシングルスでは男子は張本智がベスト8に進出し、樊振東(中国)とフルゲームの激闘の末に敗退。また、初出場となった戸上隼輔(井村屋グループ)は思い切りのよいドライブを武器に16強入りした。
そして女子では早田が混合ダブルスの雪辱を晴らす銅メダル。準々決勝では左手首付近を負傷するアクシデントもエースの役目を果たした。また、シングルスは初となった平野美宇(木下グループ)は切れのあるプレーでベスト8に進出し、申裕斌(韓国)相手には3ゲームを奪われたものの、最終ゲームにもつれ込み大逆転まであと一歩だった。
最後に行われたのが団体。男子は張本智、戸上、篠塚大登(愛工大)の3人で準決勝に進出。しかし、スウェーデン戦では2ゲームを奪いながらの逆転負けを喫し、3位決定戦でもフランスに敗れるなど惜しくもメダルには届かなかった。
女子は早田、平野に加えて、最年少の16歳・張本美和(木下グループ)のトリオで順調に決勝まで勝ち進んだ。中国との対戦では早田・張本美のダブルスがあと一歩のところまで追い詰めるなど奮闘したが敗戦。それでも、銀メダルを獲得し、4大会連続で表彰台に上った。
今大会は女子シングルスで銅メダル、女子団体で銀メダルとなった日本チーム。次回の2028年ロサンゼルス大会に向けて、また新たな戦いが始まっていく。
◆早田ひなは「孫穎莎を追い抜くかもしれない」 中国メディアが警戒 伊藤美誠、平野美宇との違いも分析「彼女は明らかに…」
◆張本美和、銀メダルに涙も孫穎莎が見せた人間性 中国メディアが女王からの“贈り物”に注目「友達になれたらどんなに幸せだろう」【パリ五輪2024】
◆「凄かったひなみわペア」早田ひな&張本美和のダブルスを絶賛 中国苦しめた戦いにSNSも大興奮「スーパープレーの連続」【パリ五輪2024】