◇パリ五輪 女子 最終日(10日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇6374yd(パー72)笹生優花はキャリアワーストとなる「82」をたたき、通算17オーバー54位。フィリピン代表として出場した2021年東京大会に続く2度目のオリンピッ…

笹生優花は日本代表として初めてのオリンピックを54位で終えた

◇パリ五輪 女子 最終日(10日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇6374yd(パー72)

笹生優花はキャリアワーストとなる「82」をたたき、通算17オーバー54位。フィリピン代表として出場した2021年東京大会に続く2度目のオリンピックを終えた。

3日続けてボギーをたたいていたスタートホールの1番をパーで滑り出しても、勢いには乗れなかった。最初のトラブルは5番。右ラフからのセカンドを左手前のガードバンカーに落とすと、ピンまで40yd近い距離のあるバンカーショットは奥のラフまで飛んだ。4打目のアプローチもミスして目の前のカラーに乗っただけ。5オン1パットのダブルボギーが先行した。

ショットもパットも低調な4日間。アンダーパーをマークできなかった

バックナインは15番、18番(パー5)と池につかまり、さらに2つのダブルボギー。ハーフ「43」と崩れ、6月「全米女子オープン」で大会2勝目を飾った持ち前の爆発力は、パリで最後まで影を潜めた。

日本代表としては初めての五輪。コロナ禍の3年前は無観客開催でもあった。「コロナの中でもオリンピックをやってくれたことには感謝しないといけないですし、(パリは)こうやってお客さんがいっぱい来てくれたこともありがたい。私だけじゃなく、選手みんな喜んでいると思います」

次戦はメジャー最終戦「AIG女子オープン」

オリンピックならではの雰囲気を存分に味わっただけに、メダル争いに絡めれば最高だった。まだ23歳と若く、4年後のロサンゼルス五輪でも日本代表のエース格となっていてもおかしくない年齢。「もちろん、(ロス五輪も)出られれば出たい。自分だけじゃなく、(さらに)若い子たちもどんどん出てきて、こういう素晴らしい経験をしてほしいですね」と思いをはせた。(フランス・ギュイヤンクール/亀山泰宏)