広陵-秀岳館  広陵戦に先発した秀岳館・川端=甲子園【写真提供:共同通信社】

 

13川端 健斗(秀岳館3年・投手)
かわばた・けんと 175センチ70キロ 左投左打

成長を止めない世代屈指の速球派左腕

今年の高校生を代表する速球派左腕。右手のグラブを高くつきあげ、テークバックを大きく取って真っ向から振り下ろすフォームから繰り出す速球の最速は148キロ。さらに120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブ、120キロ台の落差あるチェンジアップを駆使する。

そんな川端だが、奈良・南都ボーイズ時代は全くの無名。秀岳館入学中に努力を重ね、1年秋からベンチ入りを果たした苦労人でもある。その1年秋は公式戦登板1試合に留まるも、冬場で急成長を見せ、2年春のセンバツ・南陽工(山口)戦でデビュー。さらに2年夏の甲子園ではセンバツ時点で130キロ台だった球速が最速143キロに到達し、4試合中、3試合に先発し、成長した姿を大観衆に見せた。

2年秋は今大会、同じく侍ジャパンU-18代表入りした田浦 文丸との左腕ダブルエースで九州大会ベスト4入りを果たし、3季連続となる今年のセンバツ出場に貢献。そして川端はこのセンバツでは1回戦の高田商(奈良)戦では最速146キロのストレートを軸に8回10奪三振無失点。2回戦では昨夏の甲子園王者・作新学院(栃木)相手に最速148キロを計測した2回3分の1を投げて6三振無失点。続く準々決勝の健大高崎(群馬)戦でも、13奪三振、1失点の好投を見せ、三季連続の甲子園ベスト4入りの原動力となった。
 
 4季連続となった夏の甲子園マウンドでは2回戦で広陵(広島)に屈したものの、1回戦で強打の横浜(神奈川)相手に6回を投げて1失点と、成長の跡は見せた川端。豊富な経験に立脚する精神的な強さは間違いなく世界の舞台でも生かされるはず。「成長を止めない」左腕は世界の強打者と対峙する中で「U-18年代世界一の左腕」を目指す。