<パリオリンピック(五輪):陸上>◇9日◇女子100メートル障害準決勝◇フランス競技場初出場の福部真子(28=日本建設工業)は、12秒89(向かい風0・7メートル)で3組5着となり、準決勝で敗退した。3着以下のタイムで決勝進出を決めるには、…

<パリオリンピック(五輪):陸上>◇9日◇女子100メートル障害準決勝◇フランス競技場

初出場の福部真子(28=日本建設工業)は、12秒89(向かい風0・7メートル)で3組5着となり、準決勝で敗退した。

3着以下のタイムで決勝進出を決めるには、自身の日本記録12秒69を上回る12秒55以上が必要だった。攻めの走りでロケットスタートを切ったが、中盤以降に12秒台前半の記録を持つ世界トップ選手たちにかわされた。

予選は組4着に終わったが、オリンピック(五輪)の同種目日本人最高タイムの12秒85(向かい風0・1メートル)は、4着以下の3番目のタイムでギリギリ8位で準決勝に進出した。

今季は好調で優勝した6月末の日本選手権(新潟)では準決勝で参加標準記録(12秒77)を上回る12秒75をマーク。7月20日の実業団・学生対抗(神奈川)で12秒69(追い風1・2メートル)の日本新記録を樹立して、五輪に弾みをつけた。

初の世界大会となった22年世界選手権では準決勝で組最下位の8位。パリ五輪も準決勝で敗退したが、2年前の世界選手権からの成長を見せた。