現役時代は野獣といわれるほど、攻撃的スタイルだった(C)Getty Images 人々を熱気の渦に巻き込んだパリ五輪も閉…

現役時代は野獣といわれるほど、攻撃的スタイルだった(C)Getty Images
人々を熱気の渦に巻き込んだパリ五輪も閉会式まであとわずかとなった。
様々な競技で選手たちの活躍が伝えられる中、日本の視聴者にとっては競技の魅力や醍醐味を伝えるレジェンド解説者の存在にも多いに話題が集まった。
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まずはフジテレビのパリ五輪スペシャルキャスターを務めた元卓球日本代表の石川佳純さん。主戦場の卓球取材では旧知の中国人選手たちに流ちょうな中国語でインタビューを行うなど、スムーズな進行で好感が高まった。最後は中国選手と笑顔で記念撮影、男子テニスの錦織圭と練習場でフレンドリーに会話を交わすシーンも映し出されるなど、さすがに競技歴が長いだけあって、多くの選手との親交の深さが取材にも生かされていた。
また日本のファンからひそかに人気となっていたのは、柔道レジェンドでロンドン五輪女子57キロ級金メダリストの松本薫さん。開幕直後から今回のパリ五輪においては、27日の永山竜樹、フランシスコ・ガルリゴス戦の疑惑の判定から始まり、不可解判定が続き、一躍ホットトピックスともなった。
松本さんは永山・ガルリゴス戦においても主審が「待て」をかけてもガルリゴスが締め技をとかなかったことに関して、「(審判が)すぐにアクションをかけないと」と冷静な意見を披露。
さらに阿部詩への"神対応"が注目された。東京五輪に続き、兄妹連覇が期待された阿部詩は女子52キロ級で世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)に敗れ、2回戦敗退となり、号泣。試合後には自身のインスタグラムで「情けない姿を見せてしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪していた。
5日に放送した「ZIP!」(日本テレビ系)に阿部詩が出演した際に阿部の登場から笑顔を絶やさず、「詩ちゃ~ん! お疲れ様~」と明るくねぎらうとともに、「ケガしてない?大丈夫かな?」と心配した表情で質問するなど、気遣いを見せた。
最初は緊張していた阿部も「大丈夫です!」と返答すると、「よかった~! それだけでいいんだよ」と笑顔を見せた。柔道に関する話題には一切触れず、大役を終えた阿部を最大限たたえ、包み込むように優しく接するやりとりにSNS上でも「選手時代は野性的な印象だったけど、お母さんみたいだった!」「心優しき野獣」「野獣どころか聖母」「松本さんの人柄、最高です!」など現役時代の愛称にちなんで称賛の言葉が並んだ。
ほかにも柔道解説では冷静な口調で戦況を解説した16年リオ、21年東京五輪金メダリストの大野将平さん、女子レスリング解説では前人未踏の五輪4連覇を達成しながら、実は小学生時代は卓球部のキャプテンだったことを明かした伊調馨さんや登坂絵莉さん、東京五輪のスケートボード解説で注目を集め、今大会でもフランクな口調で選手を励ました瀬尻稜さん、女子フェンシングの号泣解説の山口徹さんなど、様々なレジェンド解説が話題を集めた。
共通しているのが、いずれも現役時代を長く過ごし、選手としての立場が分かるからこその苦しみ、喜びを解説で視聴者に伝えていた。
まもなく五輪も終わるが、選手とともに五輪を彩ったレジェンドたちの陰の貢献にも拍手を送りたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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