2000年のシドニー五輪にも出場した元日本代表の萩原智子さんが競泳日本代表に檄を飛ばした(C)Getty Images 2000年のシドニー五輪代表の萩原智子さんが8月9日に自身のXを更新し、今大会はメダル1個に終わった競泳日本代表…

2000年のシドニー五輪にも出場した元日本代表の萩原智子さんが競泳日本代表に檄を飛ばした(C)Getty Images

 2000年のシドニー五輪代表の萩原智子さんが8月9日に自身のXを更新し、今大会はメダル1個に終わった競泳日本代表に対して檄を飛ばした。

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 今回のパリ五輪は、男子400メートル個人メドレーで松下知之が銀メダルを獲得したのみに終わった。そんな低調ぶりもあってか、萩原さんは「私が偉そうに言うことではないけど…日本競泳チームは、次に向けて、収穫、反省、課題…分析してるよね?」と投げかけている。

 さらに「『チーム全体での対話』をお願いします。年齢、上下関係なく、多少、ぶつかっても腹を割ってとことん話す…第三者が立ち合い、どんな立場であっても安全を保証してほしい。すべてを吐き出して、認め合えたら、本当の意味でのリスタートができると思う。あとはリーダーの選出…」と、対話の重要性を促していた。

 この投稿にはユーザーから「以前のように強いトビウオジャパンになってほしいですね」といった期待の声や、「ハギトモさんが全日本の監督になって、日本競泳界を立て直して欲しいです」「この結果をみたらもっと偉そうに言って良いと思います」と、萩原さんに賛同する声など、多くの声が寄せられた。

 メダルの数が1個以下に終わったのは、メダル「0」だった1996年のアトランタ大会以来だ。しかし、次の世代を担う高校生スイマーが全員決勝に進むなど健闘も見せた。萩原さんの投稿は日本競泳界を思ってのこと。4年後のロサンゼルス大会へ、この経験を経て大きく羽ばたいてほしい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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