「パリ2024オリンピック」の卓球競技は7日(日本時間8日)、女子団体の準決勝が行われ、第2シードの日本はドイツと対戦。3-1で勝利し決勝進出を決め、4大会連続のメダルを確定させた。日本女子は早田ひな(日本生命)がシングルスの戦いで左手首を…

「パリ2024オリンピック」の卓球競技は7日(日本時間8日)、女子団体の準決勝が行われ、第2シードの日本はドイツと対戦。3-1で勝利し決勝進出を決め、4大会連続のメダルを確定させた。

日本女子は早田ひな(日本生命)がシングルスの戦いで左手首を負傷したなか、平野美宇、張本美和(木下グループ)がチームを支え、中国が待つ決勝へとたどり着いた。

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■前回優勝メンバーとの頂上対決

早田が一時はメンバーの入れ替えもささやかれたなか団体戦へも参戦。渡辺武弘監督は早田を平野とダブルスで組ませ1番手で起用し、シングルスでは5番手におくなど、満身創痍のエースの回復を待ちながらの戦いとなった。

そんなチームで中心を担ったのが平野。メンバーのなかでは唯一前回東京五輪を経験し、銀メダルに輝いている24歳がダブルス、シングルスの2点起用され、シングルスでは圧巻の3試合連続ストレート勝ちと取りこぼしなく好調を維持した。

また、初出場の張本美もシングルスでは2番手を担い、16歳とは思えない堂々たるデビューを飾った。準決勝のドイツ戦ではアネット・カウフマンと対した2番手でストレート負けを喫したが、プレッシャーがかかるなか、4番手ではシャン・シャオナ相手にストレート勝ちを収め、試合後は安堵の涙を流した。

平野、張本美の奮闘により故障からの回復途上である早田をシングルスで温存しながら決勝へたどり着いたのは大きい。ファイナルでは孫穎莎、陳夢、王曼昱という前回の優勝メンバーが立ちはだかるなか、早田の起用法にも注目が集まってくる。

日本女子は第2シードとして中国の対抗馬と目されたなか、エースのアクシデントでもメンバーをやりくりしながらファイナルへ進んだ。最強中国との大一番では初の金メダルをかけて挑むことになる。

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