【MLB】ドジャース 4-9 フィリーズ(8月7日・日本時間8日/ロサンゼルス)        【映像】ロバーツ監督、ブチギレ退場の瞬間 指揮官が激昂、退場したシーンにはスタジアムも大ブーイングだ。ドジャースの大谷翔平投手がフィリーズ戦に「…

【MLB】ドジャース 4-9 フィリーズ(8月7日・日本時間8日/ロサンゼルス)       

【映像】ロバーツ監督、ブチギレ退場の瞬間

指揮官が激昂、退場したシーンにはスタジアムも大ブーイングだ。ドジャースの大谷翔平投手がフィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場した試合で、思わぬ事態となった。判定に異議を唱えたドジャースのロバーツ監督がベンチを飛び出し審判に喰ってかかり、判定が覆らないどころか退場処分に。これには「ちょっとかわいそう…」と同情気味だ。

ドジャースが4-2と2点リードで迎えた6回表のことだった。フィリーズの4番打者ボームが放った打球はレフトへの二塁打となりチャンスメイクすると、続くマーシュが意表を突いて初球をバントしてみせた。

この打球が三塁方向へ転がると、ドジャースの三塁手ヘルナンデスがキャッチして三塁へ送球。カバーした遊撃手ロハスが受け取って二塁走者のボームにタッチしたが、三塁塁審はこのシーンで「アウト」を宣告しなかったのだ。

三塁上にカバーで入ったロハスの足が、スライディングしてきたボームの足をさえぎったため走塁妨害と判定。三塁塁審は手を広げて野手のブロックとジャッジしたのだ。これに激怒したのが、ドジャースのロバーツ監督だった。

判定が下された直後にベンチから飛び出すと、三塁塁審に猛抗議に向かう。塁審は手を前に出して「抗議は受け付けない」とアピールしたがそんなこともお構いなしに監督は抗議を続けていたが、ABEMAの解説・長谷川滋利氏も「とりあえず聞け」とロバーツ監督を擁護するようなコメントを語った。

結果、判定は覆らず、ロバーツ監督も退場処分に。ロバーツ監督といえば、審判の判定に対してたびたび激怒するシーンが映像に映し出されることでも知られているが、今回ばかりは“出過ぎ”てしまったようだ。しかし本拠地ドジャー・スタジアムのファンもこれには納得がいかない様子で、スタジアムは大ブーイングとなった。

このシーンを目撃したファンも「ロバーツ退場になっちゃった」「これはちょっとかわいそうな気もする」「抗議を受け付けてもらえず退場に…」「これが走塁妨害なん?」「タイミングは完全にアウトだけどな」「これは流石に厳しい」などとコメント。実況・長坂哲夫氏が「完全に塁を空けないといけないと、ルールが厳しくなった」と語ると、解説・長谷川氏も「タイミング的にはアウト」と不可抗力をにおわせつつ「ブロックしたからセーフ」と判定の真意を語り「足が邪魔だからビデオ判定もできないです」と続けた。結果的に、ロバーツ監督が割を食う結末となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)