全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は7日、卓球の男女団体決勝が行われ、女子は香ヶ丘リベルテ(大阪)が初優勝を飾った。卓球の女子団体決勝は、大会10連覇中だった強豪・四天王寺を大阪予選で破ってインターハイ出場を果たした香ヶ丘リベルテ…

全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は7日、卓球の男女団体決勝が行われ、女子は香ヶ丘リベルテ(大阪)が初優勝を飾った。

卓球の女子団体決勝は、大会10連覇中だった強豪・四天王寺を大阪予選で破ってインターハイ出場を果たした香ヶ丘リベルテが勝負強さを発揮し、初の頂点に立った。勝負が決した瞬間、メンバー4人は両手を顔に当てて涙を流した。

団体戦はシングルス4試合、ダブルス1試合で先に3勝した方の勝ち。主将でエースの上沢杏音(3年)がシングルスを落としたものの、その後のシングルス2試合、ダブルス1試合を勝ち切って勝利を呼びよせた。

ダブルスは、上沢と吉本はな(2年)のペアが相手の強打を止めきれず劣勢になる場面があったが、ラリーで粘ってリズムをつかみ、徐々にスマッシュの精度を向上させて得点を重ねた。

四天王寺を倒したことで注目され、少なからず重圧もあった。体調不良やけがにも悩まされてきた。それでも上沢は「メンバー一人一人が『絶対優勝するぞ』と信じ抜く力はどこのチームよりも強かった。それが結果に結びついた」という。最後は4人とも満面の笑みで喜びを分かち合った。(丸山一樹)