父に初タイトルを届けるか。ワールドエース産駒のジュンブロッサム(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が、関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。  ジュンブロッサムは父ワールドエース、母エンプレスティアラ、母の父クロフネの血…

 父に初タイトルを届けるか。ワールドエース産駒のジュンブロッサム(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が、関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。

 ジュンブロッサムは父ワールドエース、母エンプレスティアラ、母の父クロフネの血統。母は未勝利だが、祖母のゴールドティアラは00年の南部杯など重賞5勝を挙げている。

 ここまで17戦4勝。2勝クラスで惜敗が続いたが、昨年9月のロードカナロアCで待望の3勝目。続く石清水Sでは5着に崩れたが、前走の水無月Sを快勝し、待望のオープン入りを決めた。3歳時には共同通信杯、アーリントンC、神戸新聞杯で全て4着だった実績馬。今回は1年11カ月ぶりの重賞チャレンジとなるが、格負けすることはない。

 父のワールドエースはディープインパクト産駒で、現役時代に12年のきさらぎ賞と14年のマイラーズCを制した。しかし、産駒はJRA重賞に延べ24頭が出走して未勝利。それだけにジュンブロッサムにかかる期待は大きい。昨年7月に種牡馬を引退し、現在はノーザンホースパークで余生を過ごす父に吉報を届けることができるか。さらなる飛躍を期す自身にとっても、今後を占う一戦となることは間違いない。