中盤の底を務める6番の選手の補強を目指しているというリバプール。日本代表MF遠藤航のライバルになる選手の獲得候補に、レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(25)が浮上している。 ユルゲン・クロップ監督がチームを去り、…

中盤の底を務める6番の選手の補強を目指しているというリバプール。日本代表MF遠藤航のライバルになる選手の獲得候補に、レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(25)が浮上している。

ユルゲン・クロップ監督がチームを去り、アルネ・スロット監督が今シーズンから率いるリバプール。中盤の補強にも動いている中、具体的な選手獲得の話がここまであまり出てこなかった。

『The Athletic』によると、リバプールは、予てから噂に上がり今夏の移籍市場でも多くの関心を寄せられているスビメンディの獲得を検討し始めたとのことだ。

スビメンディには、契約解除金として6000万ユーロ(約96億3000万円)が設定されており、ソシエダは全く交渉を受け入れない姿勢を貫いている状況。今夏獲得したい場合には、満額支払う以外の道はないとされている。

アーセナルやバルセロナなどの関心もある中、スビメンディを口説き落とせているチームは現時点ではない。

スペイン代表としてユーロ2024の優勝を経験したスビメンディは、マンチェスター・シティのMFロドリの控えという立ち位置ではあるが、決勝ではロドリが負傷したこともあり途中からピッチに立っている。

リバプールは昨夏も6番のポジションの補強に動いていたが、エクアドル代表MFモイセス・カイセド、ベルギー代表MFロメオ・ラヴィアはチェルシーが大量資金を投下して獲得。その結果、遠藤に目を向けて獲得に至った。

シーズンのパフォーマンスを見れば、プレッシャーに負けたカイセド、ケガでスタートラインにも立たなかったラヴィアに比べて、遠藤を獲得して正解だったと言えるが、絶対的な選手を補強したいという思いも持ち続けていた。

アメリカツアーでは、遠藤の他、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、オランダ代表MFライアン・グラフェンベルフなどを起用。アルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターはまだ合流していないが、候補は複数人いる中で、スビメンディを狙っているという。

今夏はここまでトップレベルの選手の獲得は行っていないリバプール。ただスロット監督は「誰が獲得可能か目を光らせている」と、補強を諦めているというわけではないと語る一方で、「我々には優秀な選手がたくさんいるので、新規契約のハードルは本当に高い」とコメント。基準が高い中で、スビメンディはクリアしていると思われるが、あとは選手の合意と契約解除金を支払うことができるだろうか。