カルロス・ユーロは日本の高校、大学にも通っていた(C)Getty Images 現在行われているパリ五輪では連日、金メダリストが生まれている。 様々な努力の末に得られた輝かしいメダル、それに付帯して得られる報酬にも注目が高まっている…

カルロス・ユーロは日本の高校、大学にも通っていた(C)Getty Images

 現在行われているパリ五輪では連日、金メダリストが生まれている。

 様々な努力の末に得られた輝かしいメダル、それに付帯して得られる報酬にも注目が高まっている。

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 体操男子の種目別の跳馬で「15.116」を記録。種目別の床運動に続き、2つ目の金メダルを獲得したフィリピンのカルロス・ユーロが得る報奨について英メディアの『The SUN』が伝えている。

 記事中では「ユーロは2日間で2つの金メダルを獲得し、多額の報酬を得る予定だ」とした上で、その内容について触れている。

 まず政府から「約2500万円」の報奨金が与えられるとした上で、さらに民間企業から不動産も受け取るという。出身地がマニラということもあり「マニラで最も人気のあるエリアの一つに3ベッドルームのコンドミニアムを無料で提供」されるとしている。

 加えてフィリピンのさまざまなレストランチェーンから「ラーメン、マカロニアンドチーズ、グリルチキンの生涯供給」を受けるとしている。

 日本でもなじみ深いラーメン、またマカロニアンドチーズとはアメリカでも一般的とされる料理。ゆでたマカロニに塩味の効いたチェダーチーズソースをからめて食べるもので知られる。

 さらに記事中では「最も奇妙な報酬」として、ヘルスケアに特化したギフトも伝えている。

 消化器内科医が「生涯無料の大腸内視鏡検査」を提供したとされる。カルロス・ユーロといえば、マニラ出身ながら、来日して帝京高に通い、その後は帝京大の医療技術学部で学んだことで知られている。医療に特化したギフトが注目を集めている。

 2022年には徳洲会入り。同じく種目別の鉄棒で金メダルに輝いた岡慎之助、杉野正尭らと切磋琢磨しながらチームメートとして過ごした時期もあった。

 23年にフィリピンに戻ったが、今大会も日本選手とともに臨んだことで「落ち着ける」と話していた若きオリンピアン。フィリピンにおいて体操男子で金メダルに輝くのは初の快挙となり、マルコス大統領も活躍をたたえた。同国スポーツ界ではボクシングの大物、マニー・パッキャオに並ぶ知名度もあるとされる中、大腸検査も受けながら、引き続き、活躍を願いたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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